塾経営者の吐露

さて、私が支援している学習塾であるお話を聞きました。

話はすごくわかるが、決断が必要。そんな話です。


先日モーニングショーで玉川さんが
「給料を上げて働き手がしっかりと働いた分の収入を得られるようにする必要がある。それができない企業は退場する必要もある」と言っていました。

私もこの放送は見ていました。

ある塾の塾長はこれを受けてこんな話をしてくれました。

塾の講師のアルバイトは、他のアルバイトに比べて時給が高い。
それでも学校の用事だ何だかんだと気軽にお休みをされる。

もちろん学業優先なのもわかるが、こちらも商売。
かと言ってすぐに他の講師が見つかるわけでもない。

であれば今の塾の生徒を縮小して、授業料を上げるしかない。

でも心情としては、楽しく通ってくれていて、特に田舎にある私の塾などは、生徒や保護者は家族みたいなもの。出来れば授業料はあげたくない。

お金を払える人だけが通える塾にはしたくない、という。

確かにこの塾は、テスト前や夏休み春休みなどに無料講座を開講して、塾に通ってない生徒にも親身に教える機会を作っている。

もちろんそれは集客の一施策でもある。

給料を上げてもそれほど質は高くならないなら、自分の目の届く範囲だけの塾にする。
収入が減らないように授業料を上げる。

田舎にあって評判のいい塾だからこそ悩む事かもしれない。

講師の質を上げる方法を考えたり、採用の方法を考えたり、出来ることはたくさんあるが、本人がどうしたいかを考えると•••

悩みは尽きないものです。

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