「つながり」とは
人と人とのつながりが変化してきているのは、みなさまもご承知の通りだ。
インターネットが普及して、SNSが溢れ、私たちの身の回りの人と人の「つながり」方は変化してきた。
そもそも「つながり」とは何だろう。私は「記憶」捉える。
何かにつけ記憶から呼び起こされる人物は、自分にとって「つながり」と大きい人物である。
逆に言えば、記憶から消えるときが「つながり」がなくなるときだろう。
これまでは年賀状や暑中見舞いが「つながり」を残す一助となってきた。
それが今では主にスマホが「つながり」の記憶を人間の代わりに担ってくれている部分もある。
そしてこれについてどう考えるかは、人それぞれなんだろうけど「つながり」を自分で消す作業が我々にはある。
昔は記憶からなくなっていき、自然消滅的につながりは消えていく。
今はスマホの連絡先を自ら消すことで、自発的に「つながり」を絶っていく。
もちろん、またどこかで出会い、再度つながりができることもある。こちらが連絡先を消去したところで、相手から連絡があるかもしれない。
それでも「この人とはもう連絡とってないから消そう」と考え、消去する。それは「つながり」を自ら絶つということだろう。
別に良いこととも悪いこととも言えない。
私はたまにスマホ(連絡先はコピーされるので、もう20年くらい連絡帳は使われている)の連絡先を見て、たまにその人との「つながり」を思い出す。