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闘鷲降臨〜西宮戦プレビュー(20-21GAME12-13)#FE名古屋

ライバルを飛ばせない努力が必要ですよね。

1. 西宮ストークスの現況

 開幕直後、態勢整わぬ西宮ホームを襲撃して、ダブルを食らわせてから1カ月。永遠のライバルと今度はホームで再戦となりますが、彼らも未だ悩みは深い様子。外国籍選手3人の合流から2週間あまり、5試合を戦いましたが、その間1勝4敗となかなか調子が上がりません。

 ただ、群馬戦を見ているとアシストの数はかなり回復基調にあり、少しずつ外国籍選手の戦力化は進んでいる模様。タレント集団の群馬相手に連敗はしましたが、週ごとに連携強化が進み、本来の実力を見せてくるのではないかと思います。

2. フィニッシャーをコートから追い出せ

 新加入したジェイク・ムボジはセネガル出身のセンター。プレーを見ていても素晴らしい身体能力、そしてステップワークから得点を取ることもでき、フリースローもそこそこ上手。能力の高いビッグマンであることは間違いありません。

 しかし、やや細身であること、またプレースタイルが影響しているのか、出場5試合で実に3試合をファウルアウト。あとの二人、デクアン・ジョーンズとアレクサンダー・ルオフはどちらかというと中外兼用で高さに欠くため、彼がインサイドに座れないときは攻守で高さが足りなくなります。
 実際、インサイドの高さで勝る群馬が、ムボジをファウルアウトに追い込み20分しかプレーさせなかった土曜の試合は、実に19個のオフェンスリバウンドを群馬に許しました。結果として50%もの高確率で3Pを決めた西宮が敗戦。インサイドを握られる厳しさを味わっています。

 FE名古屋もパワーと高さ、そして間の取り方の上手いウォルドー、高さはないが機動力と技術のあるフィッツジェラルドがインサイドアタックできます。どれだけ彼にファウルをさせて早いうちにコートから追い出せるかが、西宮のペースを崩すための第一歩になるでしょう。

3. ウォルドーの機動力不足をどうカバーするか

 その一方でウォルドーが1on1のプレーにおいて機動力を欠くことは、山形戦でもはっきりしています。山形戦ではすべてスイッチを行うマンツーで守りつつ最終的にはゾーンディフェンスがハマる形で勝ち切りましたが、よりシュート力のある選手の多い西宮相手にはそう長い間ゾーンに頼るわけにもいかないでしょう。

 ムボジやジョーンズの機動力を考えても、前節のようなスイッチだけでなく、上手く受け渡しをしながら、守る選手が被らないよう空かないようにマンツーマンで守る正確なローテーションをできるか、期待したいところです。

4. まとめ

 前回対戦とは全く違うチームです。目下のところ成績が上がっていませんが、そんなことも関係ないチームであることは明確。どうも「これから調子が上がってきそうな」チームに当たりがちな今季ですが、ここもしっかりと戦って、勝利をつかみ取ってほしいですね。

 くれぐれも14日に引退セレモニーが行われる坂本健さんに「現役復帰してください」「フリースロー教えてください」と言わなきゃならないような展開にしないように。お願いしますよ。

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Nacky a.k.a. 青井高平
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