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2023-2024 #FE名古屋 シーズンレビュー Vol.2 選手編②

 つづき。

#16 満尾竜次

  • 特別指定を経て今季正式加入

  • 序盤はルークの怪我もあり多くの出場時間を与えらえていたが、後半伸び悩む

  • ルークの復帰、そして目標に向けて勝ち続けなければいけないチーム事情が大きな要因

  • もっとも、事情がどうあれ戦力になるのであれば使われるわけで、残念ながら今季そこまではいけなかったということだろう

  • 出場した試合、所々では輝くプレーを見せていただけに、そういう輝きを持続できるよう、練習とそれを成功につなげたという体験が必要

  • チームに残すかと思っていたが、B3香川に移籍。昇格を目指す香川で主役になることができれば道は広がる

  • 幸い、チームには一緒に移籍する根來も含め、旧知の選手が多い。うどんの国で飛躍のきっかけをつかんでほしい

#18 相馬卓弥

  • チームの役割を深く知り、インテンシティを高く保ち、最高のシーズンを送る下地は整っていた

  • …怪我さえなければ

  • 身体が動いているときほど怪我をする、とは言うけれど、相馬の今季の2度にわたる怪我はそれを地で行くものだった

  • 裏を返せば、今季コートにいるときの彼はそのくらい素晴らしいプレーをしていた

  • それこそフルでプレーしていたら、広島の下剋上はなかったかもしれない、と思える程度には

  • でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ。だからこの話はこれでおしまいなんだ

  • 保有できる選手数が少ないBリーグなので、回復を待ってあげられなかったのはちとつらい

  • アキレス腱の怪我だけにどこまで戻せるかは未知数だが、再び闘志いっぱいのプレーをどこかで見せてくれることを願っている

#21 笹山貴哉

  • 今期のキャプテン

  • 三十路に突入し、そろそろベテランらしい円熟味のあるプレーを、と思っていたが、相変わらず若々しいプレー、振る舞いが多い

  • 小さい痛みはあっただろうが怪我による離脱も最小限にとどめつつ、得点やFG%など大半の数字が前年より微増したのは良かった

  • 「彼が選ばれたのは間違いじゃなかった」ことについてはひとまず証明した2023-24シーズン

  • プレー内容としては、やはり攻撃においてはいるといないのとではスムーズさが違う。本職PGの重要性を突き付けるプレーぶりはさすが

  • 一方で守備においてもいるといないのとでは強度が全く違うのがネックに。ただ、身体が暖まって調子が良くて集中してくると1人分の働きはできるところが杉本との違い

  • 身体が暖まる前の1Q終盤~2Q前半の時間帯に杉本と同時起用されたときのファイヤーフォーメーションぶりは半端なかったけども

  • あと、FT60%台は正直不合格だと思います

  • もう安定度を高めろともベテランらしくプレーしろともいわないので、起用されたらなるべく早くゲームにアジャストして守備強度を落とさずに攻撃を回し、黒字収支を出してほしい

#22 ジェレミー・ジョーンズ

  • 在籍3年目となったアイスマン

  • 今期はどうもフィニッシュやFTの成功率が上がらず首をひねっていたが、どうやら肩を痛めていた影響だった模様

  • 途中12試合連続で得点は2桁に乗らず、その12試合目は無得点試合となるなど、攻撃面では苦しんだ

  • 一方、守備面での貢献は相変わらず。2年連続のタイトルこそ逃したものの、差のない1試合平均1.9スティールのみならず、ウイングにもビッグマンにも時に泥臭く、時にスマートな守備でチームを助けていた

  • 少なくとも、206cmより小さい選手でJJをマッチアップさせて相手にやられたんであればそれは相手が素晴らしかった、といえる

  • また、3年目を迎えて日本に慣れていたこともあり、初の日本でのキャリアとなったヘンリーのメンター役も務めていたのも印象深い

  • 人格面踏まえても何の文句もない優良外国籍選手だったが、来期の契約は結ばないことが発表されている

  • 今季の成績からすると、得点力、特に「ズレを作り切れないところから主体的に仕掛けて得点につなげる」ところに不足が感じられたのではないか、と思われる

  • 3年前の開幕戦、その前の年のプレーオフでさんざんやられたブラッキンズを単騎で抑え切った姿は忘れられない。あれで「今季こそ昇格を!」と思えたFE Familyは少なくなかったのでは

  • ありがとうJJ、いつかまたどこかで!

#24 鍵冨太雅

  • 今季茨城から加入

  • SGでの登録であったが、ふたを開けてみるとハンドラーというよりはスクリーナーとして使われることも多く、「少しボールが扱える日本人ビッグマン」的な扱いが垣間見えた

  • 実際のプレーを見ても少しシュート力、決定力の部分で心もとない部分が大きく、またボールハンドリングやドライブが特別巧みなわけでもない、何を売りにしていくかを考えた結果がその取り組みだったのだろう

  • 実際のところひとたびコート上に姿を現した時、ボールを持たないときの彼は実に勤勉で、あらゆるところで労を惜しまない身体の張り方に好感が持てた

  • 一方で、ボールを持った時になかなかもてるポテンシャルを発揮できない、弱気ともとれるシーンも目立ち、ボールを持った時に何かをしようとするタイプの選手(杉本や満尾)に後塵を拝することも多かった

  • 先週契約満了が発表。新天地はまだ発表されていない青森への移籍が発表されてました。失礼しました。他人のキャリアを勝手に終わらせるでない(土下座)

  • 致し方ないことだし、選手としてはそれでいいんだけど、コート上での悔しそうな顔が印象的だった今季。新天地で出番と笑顔が見られますように。

#54 ショーン・オマラ

  • 大阪から加入したビッグマン

  • チームとしてもインサイドで安定をもたらす存在として期待が大きかったが、その期待を上回る活躍ぶり

  • インサイドでの頑強さという意味では期待通りだったが、ここまで器用に得点を重ねてくれるとは思っていなかった

  • また、脚はけして速くないながら、速攻時は相手ビッグマンより先にリムに走る、守備時は早く戻る、というのを徹底してくれていたのも印象深い

  • すぐ「疲れた」つって替えてもらいたがっていたのはご愛敬だが

  • パワーと闘争心に優れた「闘える」選手だったが、ここに技術と勤勉さがついてきたのはカルバン・オールダムACの指導の賜物だろう

  • 闘争心が空回りして審判と闘うことも多かったのでそこが最大の改善点

  • そのうえでゲーム前アップではたびたび披露していた3Pが武器になってこればさらにもう一つ階段を上ることも可能なのではないか

  • 去就は定かではないが、ある意味でFE名古屋の帰化アジア枠の選手次第という印象ではある

  • FE名古屋のペイント内で開花を迎えた「赤鬼」は継続か新天地か、興味は尽きない

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Nacky a.k.a. 青井高平
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