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#17 御用労働組合員

レア度  ★★
信頼感  ★
改善率  ★
技:相談を受ける、言い訳する

解説
労働組合は組合員(社員)の味方であるというのは遠い昔の話。
今はそういう昔からの形があるから、とりあえず誰かしらがやらなければならないのでやっている感がある。社員の権利を守ろうとかそう言うことは表面的には言うこともあるが、実質的に役にたっていることは少ない。
建前上、組合員の「相談を受ける」が、めんどくさそうに聞き、気持ちはわかるけどそれは組合ではなんともできないと「言い訳する」だけである。心の声を聞ける道具があればきっと面白いだろう。この御用組合員は発している言葉と心のうちで思っていることが多分180度違うだろう。

「気持ちはわかるけどそれは組合ではなんともできないだよね(微笑み)」
 (心の声)
「めんどうなこと言ってくんなよ!俺にそれ言ってきたところで、どうしろっちゅーねん」

「今回のことは役に立てなくてごめんね。でも同じ組合員として頑張ろうね。」
 (心の声)
「やれんことわかったらさっさと帰ってな!あんたがどうなろうと知ったことではないから、はいさいなら〜」

時に心の声は漏れてしまうこともある。
君に忍耐力がないんじゃないの?文句ばかり言わないで頑張れないの?
と限界に達して相談に行ったにも関わらず逆撃を喰らうのである。
御用組合員としては、極力めんどくさいことに関わりたくないし、今後、自分が出世した時に上(会社側の上)に睨まれたくないからである。ある意味正解なのかもしれないが、会社を腐らせる片棒を担いでいるという認識がまるでない。

御用組合は「相談は受ける」がそれでオシマイDEATH
臨床心理だかなんだかの手法で意見を言わずに聞くだけのカウンセリング手法があるが、それをやっているつもりなのだろう。聞いていさえすれば、共感しているフリさえしていれば、解決する(=帰ってくれる)と思っているのである。
相談しに行った側は全く解決しませんけど、あんたの何かやってやった感だけで全く役になってませんけど、、、

そして、こんな御用組合員は、任期を終えて腐れ管理職へと成り上がって、組織をまた腐らせていくのである。

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