計画通り〜銀河英雄伝説 Die Neue These (27)感想
※銀英伝初心者(ここから先の展開で知ってること:ラインハルトとヒルデガルドに息子が出来る(どう考えてもでき方がわからん)・ヤンさんは案の定フレデリカと結婚する・ロイエンタールが何かしでかしてしまう(←???????)ということだけ)の感想です。平にご容赦を。
ヤンさんは案の定フレデリカと結婚するらしい。なんかわかってた。
物腰が柔らかくて穏やかなヤンさんはモテるタイプのようだが、そのせいかジェシカとフレデリカで迷っていた節があった(クソ優柔不断魔術師め〜〜〜でも迷うのもわかる〜〜〜どっちも素敵な女性だもの〜〜〜と途中で腹が立つところもあった)。年の差が気になるが、まあいいだろう。フレデリカはそれだけ超絶可愛い。
これで第三の女が現れてフレデリカを泣かせたらヤンさんなんかトゥールハンマーだ!
ロイエンタール、車で行け〜〜〜!!!!というツッコミをしていたのだが、こちらの記事を拝読して自分の浅慮に赤っ恥である。
なるほど〜〜〜〜〜〜!!!!
ひょっとして〜
すごく真面目な話をしよう。一応銀河帝国内にあるフェザーンの自治領主がランデスヘル(だよね?新手のニックネームじゃないよね?)といわれているところから、この銀河帝国、封建制でできているのかなあ〜〜と思った。
(理解が間違っていたら悪いが)神聖ローマ帝国内における小さな国々(領邦)の国家主権をランデスヘルシャフトという。その主権を行使できるもの(領主)をランデスヘルという。具体的に言えばなんちゃら侯爵とかなんちゃら公とかである。ランデスヘルたちは神聖ローマ帝国皇帝を上位存在として認めていたものの、自領内では独立性を保って暮らしていた。
つまり、フェザーンの領主だけがランデスヘルと呼ばれているわけではなさそう……かもしれない。ブラウンシュバイク公とかあいつ(注:ローエングラム公)も自領内ではランデスヘルと呼ばれてるのかも。……ラインハルトに領地あるよね?ローエングラム星(※仮)あるよね????
だから親皇帝派というべき宰相・ローエングラム公ラインハルトは次回の話で改革を始めるけれども、ブラウンシュバイク公や他の貴族の領地を解体して帝国政府が直接支配できる土地を増やしているのかもしれない。
こんな話を考えたのは、ブラウンシュバイク公がどういう権限で武装し、どういう権限でミッターマイヤーを逮捕し、どういう権限でラインハルトが動き、エーレンベルクが調停しているかよくわからなかったからだ。
そしてアンスバッハ准将はどういう身分なんだ!?という。
しかもミッターマイヤーとロイエンタールとラインハルトが身分が上のはずのブラウンシュバイク公に偉そうなのも気になった。
ノリとパッションで乗り切れなかった
で、ブラウンシュバイク公が政府のいうことを聞かなくてもいいランデスヘル的な存在なら、この現象は、「クロプry侯に因縁をつけられたため、なめんなよとブラウンシュバイク公が帝国政府から軍を借りて出兵し、そのために派遣された皇帝の直臣であるミッターマイヤーが、ブラウンシュバイク公にキレられて捕まり、同じく皇帝の直臣であるラインハルトに救われた」という話になる。すんなり私の疑問が氷解した。
ミッターマイヤーたちが皇帝の直臣なら絶妙に偉そうなのも納得いくし、ブラウンシュバイク公が彼の領地の法律でミッターマイヤーを逮捕しているのだろうとわかるし、皇帝の直臣が捕まったとなれば同じ直臣であるラインハルトは動くだろう。アンスバッハ准将はブラウンシュバイクの臣下、つまり陪臣と考えられる。(だけど第三話で帝国軍人として普通に居たんだよな・・・謎。深く考えるのよそ。騎士身分的な人が一堂に会する懇親会みたいなやつだったのかな?)
やっぱりノリとパッションで乗り切ったほうがいいかも!
情報量多い〜〜
真面目な話はさておき、ミッターマイヤーを拷問する人が情報量多すぎる。ミッターマイヤーが素直に拷問されない・・・拷問の人かわいそう
ミッターマイヤーがむきむきマッチョな変な人に拷問されているけどすごくやりかえしてる。
しかもフレーゲル男爵までその余波を受けて鼻血を出してしまう。
棍棒で殴られてもムチで叩かれても大丈夫なミッターマイヤーにこの世でかなうものはいないのだろうか。頑丈すぎだろマジで
その結果、エーレンベルク軍務尚書が「何もなかったことにすんべ。ミッターマイヤーとラインハルトを戦場に送っちまえ」と動く。そ、そうだな!ミッターマイヤーが頑丈すぎるからいずれ帝国に仇なした時のことを考えて始末しておかなきゃ……ラインハルトも帝位簒奪志望者だし……
ラインハルトの凄みを感じるのはここら辺だ。ラインハルトはミッターマイヤーとロイエンタールというふたりの人物を仲間に引き入れたどころか、エーレンベルク軍務尚書の「戦場に送っちまえ」案を逆手に取り、いままで戦場から遠ざけられていたのが、武勲を得る機会を手にする。多分ここでも一発当てたんでしょうね……(計 画 通 り って顔(このキャラに宮野真守さんが当てられた理由がこのニタニタという笑顔でわかった気がする)をみるに)
まとめ
・回想編に推しのキルヒアイスがいるのは嬉しいというより「なんで死んでしまったんだ〜〜〜〜」と胸がグサグサなる。しんどい。
・ラインハルトが悪い笑顔してる
・ミッターマイヤーの体が頑丈
・正直本当にミッターマイヤー頑丈
・象が踏んでも生きてそうなミッターマイヤー
・キルヒアイスがいなくなった分ラインハルトを支えようとする「双璧」ことミッターマイヤーとロイエンタールが健気だけど、ラインハルトは彼らにそういう意味では心開いてないのが しんどい
四人が同じ部屋にいる時、キルヒアイスに椅子は用意しないけど、自分の一歩後ろにホールドするラインハルト。少し離れた場所で同じ椅子に座る双璧。でも同じ部屋にあげて談笑する。お互いの友情のあり方の違いも示しているし、お互いの心理的距離も感じる。
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