保育士辞めるの怖くなかった？後悔してない？
こんばんは、河北です。
元保育士のフリーランスコーチです。
久々に、夜中にポチポチとnoteを書いております。
今日は、ふと頭に浮かんだものを
そのままタイトルにしてみました。
「保育士辞めるの怖くなかった？後悔してない？」
最近は「保育士からフリーランスになった過程」を書くことが増えていて、ビジネスちっくな話をすることも多い。
そういえば最近、保育士時代のこと、あんまり書いていなかったな…と思い返したので、今日は浮かんだタイトルについて思うことをそのまま書いていこうと思います。
▼このnoteを書いた人
元保育士のキャリアコーチ。
「職業＝わたし」で生きていくためのフリーランス１歩目のお手伝いをしたり、先生たちの仕事にまつわる悩みやセカンドキャリアについて一緒に考えています。
モットーは「自分を犠牲にしない働き方を」
保育士として人生捧げる→働きすぎて限界→『保育士資格だけ』を握りしめ、裸足のままフリーランスの道へ
保育士辞めるの怖くなかった？
そうだなあ、、、
まったく怖くなかったかな！笑
怖くなかったんかい！とツッコミが入りそうなので付け足しておくと、
「これからどうやってキャリアを築けばいいのだろう？」「保育士じゃない自分の存在価値ってなんだろう？」ということは、寝ても覚めても考えてました。
＊
私が「もう一生保育士はやらない」と保育士人生を終了させたのは２７歳のとき。その時に勤めていた園が、３園目でした。
１園目、２園目、ともに、自分のもろいメンタルや人間関係で失敗しちゃったから、３園目に入社した時に「ここを辞めるときは保育・教育業界から身を引く」って自分で決めてたの。
辞めてからはフリーターとして過ごしました。定職に着くのが怖かったんですよね。またすぐに退職して誰かに迷惑かけるかもしれないから。
これ以上、誰かを傷つけたり迷惑かけたりしたりするくらいなら、ふらふら過ごしてた方がマシだよな、って。
それに、ずっと保育士としてガリガリ働いてたから疲れちゃって。もう働きたくなかったんです。
とはいえ、フリーターをしながらずっと考えていたことは「これからどうやってキャリアを築いていけばいいんだろう？」ということ。
このままふらふら過ごすのは違う。
かといって、保育士はもうしたくない。
保育士以外にできることって？
保育士以外の仕事を探そうと思ったとき、驚いたことがある。
それが、「自分が保育士以外にどんな仕事があるのか知らなさすぎる」ということ。
自分にどんな仕事が向いているのだろう？と考える以前に「世の中にはどんな仕事があるのだろう？」ということを、知ることから始めなきゃいけなかった。
おまけに「保育士は社会で通用しない」ということを色んな場面でよく耳にしていて。保育士以外の仕事で自分がどのくらい通用するのか、全くもって検討がつかなかった。
いろんな求人サイトに登録していろんな仕事を探したけれど、募集要項には「△△経験◯年以上」や「Excel必須」など色んな条件がある。
求人を見れば見るほど、自分は社会で何もできないことに気づいていって。
それなら保育士をしていた方がいいのだろうか、と何度も思った。保育士なら要領もわかるし、自分がどの程度通用するのか検討がつくから。
同時にめちゃくちゃ怖くなった。
やっぱり子どもを見る仕事しかできないんじゃないか、これからもずっと子ども関係の仕事をしなきゃいけないんじゃないか、って。
この時は、高校の進路選びからやり直したいほどに絶望していました。
保育士じゃない自分の存在価値ってなんだろう？
と、ずっと考えていたように思います。
じゃあ、辞めない方がよかった？
保育士を辞めたことで、これからのキャリアのことや自分の存在価値についてはめちゃくちゃ悩んだ。
だけど、
辞めない方がよかった？
そう聞かれると、答えは「NO」
保育士を辞めたことは後悔していません。
だけど週に１度くらいは考えます。
「あのまま保育士を続けていたらどんな人生だったんだろう…」って。
外出先で
散歩中の園児を見かけるたびに
胸に込み上げるものがあって
今でもなんだか泣きそうになるし、
季節が移ろうたび、
四季それぞれの空気に触れるたびに
いろんなことを思い出す。
春の匂いがすれば
「新入園児がママ〜って大合唱してる時期だな」
秋になって朝肌寒くなれば
「運動会の季節が近づいてきたな」
って。
まだ保育士を続けていれば、もっと要領よくなって、そうすれば毎日が充実して健やかに働けたのかな…
「保育士が天職だ！」って思える日がきて、子どもたちが可愛くて仕方ない日が来たのかな…
なんて、いろんなことを考えます。
保育士としてやりきれなかった不甲斐なさ。「もうちょっと上手くやれただろうに」と、今だから思えること。いろんな気持ちが混ざり合う中で、私は今日も生きています。
ただひとつ、
もしあのまま保育士を続けていたとしても「保育士やめようかな？」ということをずっと考え続けていたのではないかと思います。
ずっと「このままでいいのだろうか？」と悩み続けていたと思うのです。
だからあの時、スッパリと保育士を辞めてよかったと思っています。
何度だってやり直していい
保育士資格は強いです。まだまだ需要がある。
たとえ辞めたとしても、戻りたいのなら戻れる。
私も「もう一生保育士はやらねぇ」と啖呵切って辞めたのに、そのあと復帰しました。結局辞めたんだけどね。
何回もやり直してます。
夢を抱いて保育士になって、無理になって辞めて、でもやっぱり子どもが好きで復帰して、でもなんだか違う気がしちゃって。保育士とは違う形で保育業界で働いて、結局辞めて今があります。
ぐにゃぐにゃです。遠回りすぎる、回り道ばかりに思える人生です。
今わたしは「この生活が最高！」と思える働き方を、大好きな仕事で叶えられています。
それは、ぐにゃぐにゃ道を全部通ったからだと思っています。
辞めたり戻ったりを繰り返したから「ココだ！」と思える場所に辿り着けたような気がしています。
保育士やりたい
辞めたい
子どもと関わりたい
やっぱり無理かも
どの気持ちも本当だと思うんです。どれも嘘じゃない。わかるよ、私も同じだから。
だから、辞めたければ辞めていいし
またやりたくなればやればいい
どの選択も間違ってない。
間違ってるわけがないよ。
＊
なんだか話があちこち飛んじゃったけど、
「保育士を辞めたこと」について
今日現在の私はこんなふうに考えています。
また自分が人生を過ごす中で
考え方も変わるだろうし、
保育士をする日が来るかもしれないし。
今の私にはわからないけれど、
その時々で「ベストだ！」
と思える選択をしていきたいと思ってます。
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それでは！
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