人と比べる保育士生活はもう終わりにしたかったんです
人と自分を比べずに働きたい
保育士をしながら
ずっと思っていたことです。
”どうしてあの先生のように
上手に保育ができないのだろう”
”どうしてあの先生のように
うまくやっていけないのだろう”
「誰かと自分を比べること」は
あきらかに自分を働きにくくしていました。
そんな自分とはおさらばしたかった。
自分が変われたらよかったのかもしれません。誰とも比べずに生きていける、そんな強い自分でいられたら。
だけど当時の私には
そんな自分になれる方法が
どうしても思いつかなかったんです。
だから「人と比べずにいられる自分になる」より「人と比べない環境に身を置くこと」を選びました。
それが「起業」。
「自分の名前で仕事をする」ということでした。
(私は起業だったけれどそれがすべてではないと思っています)
人と比べず生きていきたい
そんなあなたにこの記事が届きますように。
人と比べる保育士生活
保育士2年目。
主担任になった私は「この子たちをちゃんと見なきゃいけない」という責任感でいっぱいになっていました。
1年目に超仕事のできる先輩保育士の下で保育をしていたこともあり、「先輩みたいにうまくやらなきゃ」という気持ちでいっぱいで。
いま振り返ると
それが最初の始まりでした。
それからは”自分より仕事のできる人”が現れるたび、自分が保育士をしている意味がわからなくなり気持ちがぐちゃぐちゃになっていきました。
”あの先生に見てもらった方が
子どもたちは幸せなんじゃないか”
”私なんかが担任でごめん”
子どもたちにも保護者にも申し訳ない気持ちばかりが湧いてくる、そんな保育士生活でした。
年齢のわりに転職が多いのも、それが大きな原因でした。
転職したとて私より仕事のできる人なんてごまんといます。わかっていました。それでも仕事のできる先生と出会うたび、保育士としての自分の存在意義が行方不明に。
結果として退職。
そして転職をくりかえすことに。
いつからか私の転職活動は「自分より仕事のできそうな先生はいないか」という所に焦点があたるようになりました。
保育の方針も働く環境も人間関係ももちろん大事。だけどなによりも私には「私よりも仕事ができる人がいないこと」がもっともっと大事でした。
さもなければ私はまた逃げてしまう
また自分の存在意義がわからなくなってしまう
それがわかっていました。
だけど私よりも仕事のできる先生なんてたくさんいる。そんなのあたりまえです。
どうしてもそれが許せなかった。
完璧な先生でいたかったのです。
プライド激高女だったと思います。
自分のことを過信しすぎていたとも思います。
そして経験年数が重なるごとに
自分への期待ばかりが高くなり、
どんどん自分を苦しめる結果となりました。
どうすれば自分を変えられるのか
こんな自分を変えたい。
変えなければいけない。
…わかっていたけれど、
どうしても自分を変えることができませんでした。
そもそも変える方法もわからなかった。
いくら本を読んでもSNSをみあさっても
私はなにも変われない。
一瞬救われる自分はいても
根本的にはなにも変わっていない。
私はこんな自分とこれからも過ごしていかなければいけないのか。なんてこったい。どこで人生間違えたのだろう。どこからやり直せばいいのだろう。
そんな思いでいっぱいでした。
自分を変えるよりも環境を変える
少し話がとびます。
転職をくりかえし3つ目の園を退職したとき、これからの仕事について本気で考えはじめました。
どうしたら私は自分をころさずに働けるのか
保育士としてどうすれば誰とも比べずに働けるのか
はたまた保育士はもうやめておいた方がいいのか
それなら自分に何ができるのか
寝ても覚めても頭の中は
そんな悩みでパンパン。
そこで流れ流された私は「自分の名前で生きていく」という方法を知りました。「自分で自分の仕事を作る」(起業)ということです。
なんだか難しく書いてしまいましたが、自分自身のことを発信し自分自身に興味を持ってもらい”あなたがいい”と選ばれるそんな働き方。
自分自身に興味を持ってもらうのだから
そこに比べる相手はいません。
逆転の発想のように思えました。
誰かと比べずいられる自分
になるのではなく、
誰とも比べられない環境に身を置く
そんな世界があるのか!なるほどすぎる!!と目から鱗がボロボロ剥がれ落ちた瞬間でした。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。それも間違っていない。私自身もその言葉に救われたこともあります。
だけど咲く場所は自分で選べるのだと知ったのです。
それなら私も心地よく働けるのでないか?と。
それは起業じゃなくても
結果として私は起業という方法を選んだけれど、それがすべてではないと思っています。
私が人と比べることがほとんどなくなったのは、「完璧じゃない自分も存在していい」ということを腹の底から感じたれたことも大きな要因でした。
人それぞれ得意なこと不得意なことがあるし、それを補い合って生きている。巷でよく聞くいつもは受け入れられなかったその言葉が、ストンッと腹の底に落ちる瞬間がありました。
まったく誰とも比べない自分になれたかと言われるとそうではないけれど、そのパーセンテージはかなり低くなったと思います。
MAX100なら今は7くらいの体感です。
*
私はピアノが好き
気持ちをモチベートするのも得意だし
一人ずつの気持ちを汲んだ保育ができる
でも、
絵画指導は下手くそすぎるし
運動もまるでできない
クラスもまとめらんない
全部はできない
全部完璧にはできない
私たちがそうであるように
どの先生もそうであって。
・・・それがわかっていても
受け入れるのってむずかしいんだけどね。
私もめちゃくちゃ時間がかかった。
少しずつ、本当に少しずつ、
できない自分でも
完璧じゃない自分でも
大丈夫になった。
人と比べずに働くということは、
できない自分も完璧じゃない自分も、弱い自分もそれを悩んでしまう自分も、どんな自分もOK、と思えることかもしれませんぞ!
それでは!
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