私たちは働き方を選べる。2024年のビッグイベントはフリーランスになったこと
こんにちは、河北です。
私はいま、品川駅にある新幹線の待合室でこのnoteを書いています。
12月28日から4泊5日の出張?遊び?旅行?に、東京へ来ていまして。東京でたらふく食べてたらふく遊んで、これから新幹線にのり帰宅します。(河北は関西の人間です。note書き終わるころには関西かな)
新年、明けましたね。はやい。あっという間。
もう年は明けましたが2024年の振り返りがてら、今日はnoteを書こうと思います。いまの私が飾らず等身大で伝えられることがあればと書き始めました。
さかのぼること2023年の年末年始。私は崖っぷちだった
1年前の年末年始は悠長に旅行などしている場合ではありませんでした。私は崖っぷちにいました。いや、崖から片足落ちていたのです。
1年前、私は会社員でした。フリーランスを目指し挑戦していたもののうまくいかず(というかうまくいくだけの行動もできておらず)、フリーランスを諦めて会社員に復帰していました。
崖っぷちの事の発端は、入社した会社でたくさんの理不尽が私に降りかかってきていたこと。要約すると「会社の都合に入社したばかりの私が都合よく振り回された」と言った感じでしょうか。
「なぜ私ばかりがこんなに辛い思いをしなければならないのだろう」と思うような理不尽を重ね重ね受けながら、毎日を這うように過ごしていました。
もともと人に承認されることや評価を受けることに存在価値を見出して生きてきた私は、上司の期待に応えるようにどんどん仕事をこなす仕事スタイルで。
「会社の都合でごめんね」と言われると、「しょうがないっすよね」と私の方でできるかぎりの事はカバーしようと走り回っていました。
「河北ならいけるだろう」「なんとかやってくれるだろう」
上司からそう思われるような働き方をしてしまっていました。いま振り返ると、この理不尽な状況も私が作っていたのだと思います。
上司からの忠告
年末が差し迫ったころ、耐えられなくなった私は上司に本気で訴えることにしました。「今の状況をどうにかしたい」と。
これまでも「はやくこの状況どうにかしてくださいね〜!」と伝えていたのですが、一向に状況は変わらず。
「このまま年末を迎えてはいけない」と仕事から帰ったあと、上司に電話をかけました。
その日はひととおり私が話して終了。
そして翌日、上司から電話がかかってきました。
「昨日の話を聞いて心配なことがある。これから理不尽なことが起こった時、河北さんがそれに耐えられるのか。会社員なら理不尽に耐えるのはあたりまえだから」
そのとき頭の中で、何かが”ブチッ”と音をたてて切れたことを覚えています。
なんの仕打ちかと思いました。昨日までは私に「こんな状況になってごめん。無理させてるのはわかってるから」と謝ってくれていた上司たちが、私が自分の要望を伝えたとたん、私が理不尽に我慢できなくなったとたん、手のひらを返したかのようでした。
心配って何?
なんで心配されなきゃいけないの。いまの状況になったのは誰のせいなの?
こんなことを思う自分も嫌でした。環境や周りの人たちのせいにするのは嫌でした。だけど私は「全部あんたたちが悪い」と思ってしまいました。んなわけないのに。もう疲れすぎていたのかもしれませんし、あの時はまだ青かったのかもしれません。
誰かを責めないとやってられませんでした。自分の中で収めるのは不可能だったのです。
それに、これが会社員にとってはあたりまえなの?普通の会社員ならこれに耐えられるの?とも思いました。
この経験から学んだ事があります。
あの頃の私は知らず知らずのうちに人から評価を受けることに必死になっていました。期待には応えたいといつも思っていました。会社にとっての合理的な選択が、”私が犠牲になること”なのであればそれでいいと思っていました。
今回の一件もそうでした。私が期待に応えるために、自分が犠牲になってでもと思うあまりどんどん仕事を引き受けたことにより引き起こしたもの。
私がはじめのうちにどんな形であれ一線を引くことができていれば、こんなに大きな問題にはならなかったのです。
こうして私はいよいよ年末休みが近づいてきた頃、「明日から頭と心がおかしくなったフリをして仕事に行かなくていいよ」という会社からの判断を下されます。
会社の「合理的な判断」でした。そして私はみんなよりも早い年末休みに入りました。なんとも後味の悪い年末となったのです。
退職するか
「年明け私の席はあるのか」「あったとしてもどんな顔して出勤すればいいのか」「というかこの会社でこれからもやっていけるのか」
「人生ってなんだっけ」「幸せってなんだっけ」
そんなことをぐるぐると考える年末年始を過ごしたことを覚えています。
当時31歳。保育士資格しか持っておらず、他に何もできない自分のスペックにもひどいコンプレックスがありました。
おまけに年齢の割に転職回数も人より多く、転職回数を理由にはじかれることもあったので「この会社をやめたらもう次はないんじゃないか」という不安もありました。
(んなこと、絶対にないのに。自分のこととなると不安になりますよね……)
退職は大きな決断です。私はたった4ヶ月しか勤めていませんでした。それでも、頭が落ちそうなくらい悩みました。
年が明け2024年。
郵便局に走り会社から借りていたものと退職届を段ボールにぶちこんで郵送。
私は退職することを選びました。
働き方の選択肢に
私が退職という大きな決断ができた理由があります。
私には「フリーランス」や「起業」というものが、自分の選択肢にあったのです(私は選択肢があることは、いざという時の自分を助けてくれると思っています)
さっきと繰り返しになりますが、私はこの会社に入社する前「起業して自分の名前で生きていきたい」「フリーランスのコーチになりたい」と挑戦をしていました。
自分が選べる働き方の中に、フリーランスや起業があることを知っていたのです。
少し話がとぶようですが、先日保育士の友人と仕事の話になったとき、こんなふうに言われました。
「フリーランスってすごいよな。1人でもやっていける人がなるやろ?私には無理やわ」と。
私は「逆だよ」と伝えました。
「フリーランスは1人でもやっていける人がなるわけじゃない。組織の中で働けなかった人、1人で生きていくしかなかった人の集まりやで」
私もフリーランスを目指し始めた時は、キラキラした夢があったり野心があったりと「1人でも生きていける力がある人」が選ぶ生き方だと思っていました。
だけど蓋をあけてみるとそうではなくて。
ライフステージが変わったことや自分自身の性格などにより、組織の中で働くことが窮屈になった人、いわば「フリーランスしか選択肢がなかった人」がゴロゴロいることに気づいたのです。
少なくとも私が見える範囲の人は、1人残らずみんなそうでした。
とある会社の社長さんが「世の中の社長や個人事業主はみんな社会不適合者だった人」と言っているのを聞いたことがあります。
1人でやっていける力のある人が選ぶんじゃない。組織という社会からははみ出てしまった人が優しく生きられる世界がフリーランスなのだと、私は思っています。
2024年、私は会社員という働き方からフリーランスに再び転身しました。2024年の一番大きなイベントは働き方を変えたことだと思います。
1年前の年末年始は崖から片足落ちていましたが、そこからの1年(2024年)はたくさんの方に助けていただきながら、なんとかフリーランスとして生きていく基盤を作ってこれたような気がします。
私たちは生き方を選べる。働き方を選べる。1年あれば人生は変えられる。それが、2024年の私の経験からいちばん伝えたいことです。
2024年を一緒に過ごしてくれたクライアントさんへ
あなたたちと出会えなければ、私はコーチになれませんでした。今こうして活動を続けていけるのは、まぎれもなく私をコーチにしてくれたあなたたちのおかげです。
このだだっぴろいネットという大海原から、しれ〜っと活動している私のことを見つけてくれて本当にありがとう。
どこぞの誰かも何してるのかもわからない得体の知れない私と、自分の人生を生きるために一緒に歩むことを決めてくれてありがとう。
本当に、本当に感謝しています。
どんな世界でも生きていけるような、すばらしい力をもったあなたたちと出会えたことが、2024年1番のビックイベントだわ。
出会ってくれてほんとうにありがとう。「ありがとう」以外に伝える言葉が見つからないや。
*
この記事を読んでくれているあなたへ
働き方に悩んで、生き方に悩んで、自分の人生に絶望して。いろんなタイミングで私のnoteと出会ってくださったことと思います。
たくさんの発信者がいる中から、目をとめてくれて本当にありがとう。くさいセリフは苦手ですが心の底から感謝しています。
2025年、何かの折に関わることがあれば、その時はどうぞよろしくお願いします。いつかお話できること、楽しみにしています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あなたとあなたの大切な人が、健やかに過ごせる1年になりますように。
河北あおい
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