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時給700円。預かる命は20人。



こんばんは、河北です。

元保育士のフリーランスコーチです。


▼この記事を書いた人

保育士として人生捧げるも、働きすぎて自分を見失ったアラサー。
『保育士資格』だけを握りしめ、裸足のままフリーランスに。

現在は個人向けのコーチングやカウンセリング(対話業)を仕事にしています⛄️

「自分を犠牲にしない」をモットーに幸せな働き方やライフスタイルを作ったり考えたりしています。



ちまたではよく保育士のお給料問題が
言われていたりしますよね。


私は、自分の過去の経験から
保育士さんなどに向けて
こうやってブログを書いています。


その中でお金の問題もひんぱんに書いているのですが…


”雑に”「お給料安いよね〜〜〜〜」

と言うのはちょっと抵抗があったりします。

全業種の平均年収からすれば、保育士ってそんなに安くない。むしろ平均より上なんですよね。


ただ、私自身も「安いよなあ」と思いながら働いていました。


そう感じる理由はさまざまだと思いますが、私の場合「命を預かっているにしては安い」というニュアンスだったように思います。


その責任の重さに耐えかねて、
退職したとも言えます。



「それが彼らの寿命だとするならば」



保育士時代は「この子たちを無事に保護者の元へ帰せますように」と、毎日祈るように働いていました。



なにかの拍子に起こったことが
命に関わる可能性だってある。



滑り台の上から足を滑らせて落ちてしまったら…
3秒目を離したすきに誤飲をしてしまったら…


誰に相談したとて、

「考えすぎだよ〜」

と言われるのがいつものオチ。

それ以上でも以下でもありません。


そんなある日、人づてに
とある園で仕事をされている園長先生の考え方を聞くことになります。


「子どもに万が一が起こる可能性はある。それが彼らの寿命だと思うしかない」




私はどうしても、その言葉を腹落ちさせることができませんでした。

園長先生は私よりももちろん経験のある先生です。


たくさんの保育士、子どもを見てこられたことと思います。


ある意味、達観してここまでのお考えができるようになったのか…


そう考えてみたりもしましたが、
私にはどうしても、その考え方を取り入れることができませんでした。


園長先生の話を聞いた時、保育士がいかに大変な仕事をしているのか、そしてピリピリした神経の中で過ごす毎日は、とんでもなく精神的負荷がかかっているのだと痛感しました。


保育士時代、もちろん残業代はゼロだったので
私の時給は700円でした。



目の前にいる子どもは
20人〜30人。



彼らの命が700円なのはおかしい。
一人あたり30円ですもん。


そして私たちが700円で命を背負うのはさすがに辛すぎる。


考え方が極端すぎるかもしれないし命とお金を天秤にかけるのは間違えているとは思うけれど、やっぱり「安い」し、私たちが疲弊していくのもうなずけます。




お給料がいくらならば頑張れたのか



私は保育士をやめました。

命の責任の重さに耐えられませんでした。

逃げたのか、といわれたらそれまでです。

逃げたのだと思います。



私はたぶん、
お給料がいくらになったとしても、この責任の重さと自分の精神的な負担を天秤にかけて考えたとき、いつかは耐えられずに辞めていたと思います。



命の重さは一緒でも


少し話がとびます。

今はフリーランスのコーチをしているのですが、保育士からフリーランスになる過程で自己分析をめちゃくちゃしてきました。


いろんなツールや本になぞらえ分析したり
自分の感情が流されないように言語化したり
コーチングを受けたり。


そこで、人には”資質”というものがあることを知りました。



資質とは、得意・不得意とかそういったものではなく、どうしようもなく私たちに備わっている特性です。


(生きていく過程で変わることもある)


でね、私自身、自分の資質によりこういった状況に”かなりのストレス”がかかっていたことがわかったのです。


A先生も、B先生も、私も、

きっと同じぐらい命の重みを感じていて
同じように子どもを大切に思っている。

だけど、そのコトと
それに対する”ストレスの度合い”は
人によって違うのだと知ったのです。



ストレス耐性がないからだ


ずっと、命の責任から逃げてしまったことを
どこかで後悔していました。


人と自分を比べることはできないから、「私が人よりもストレス耐性がないからだ」「弱いからだ」と責めることしかできませんでした。



だけど自分の資質を分析するようになって、
フリーランスで自分の強みを活かして働いている人たちに出会って、

私にもその人たちにも、
強みと弱みがあることを知って。



たまたま私の弱みというものが「命を預かること」に強いストレスを感じてしまうことだった。


私たちはもしかしたら
ストレス耐性がないわけではなく、
むしろ”人よりもストレスに耐えている”のかもしれません。



最後に余談ですが・・・



私は自分の資質・特性とできるだけマッチした働き方がしたくて、フリーランスになり対話を仕事にしました。


大変なこともたくさんあるけれど、
自分に必要なストレスだけをかけることができ
心地よく働けるようになりました。


私がこの仕事とマッチしているように、
きっと、A先生とB先生には保育士という仕事が
マッチしていたのだと思います。


あなたにもきっと見つかるはずです。

心地よい働き方ができるよう願っています。



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◾️河北あおい

保育士として人生捧げるも、働きすぎて自分を見失ったアラサー。
『保育士資格』だけを握りしめ、裸足のままフリーランスに。

現在は個人向けのコーチングやカウンセリング(対話業)を仕事にしています⛄️

「自分を犠牲にしない」をモットーに幸せな働き方やライフスタイルを作ったり考えたりしています。


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