保育士として「やりきった」という達成感が持てない
おはようございます。河北です。
２月７日の朝５時です。
昨日はずいぶん早くに寝てしまって
すっきり目覚めまして。
あったかいコーヒーを淹れて
パチパチタイピングをしております。
さてさて、今日は『達成感』の話をしたいと思います。
逃げた気がしてやりきった感覚がなかったり、
成しとげた達成感がなくてしこりがあると、
「逃げた」「やり遂げられなかった」というカードを握りしめたままになる気がして、それはそれは苦しいよな！と思いまして。
そんな方に向けて、書きはじめました！
▼このnoteを書いた人
保育士として人生捧げるも、働きすぎて自分を見失ったアラサー。
自分を犠牲にしない働き方やライフスタイルを探すなかで、フリーランスや保育士以外の会社員を経験。
現在はフリーランスで個人向けのコーチングやカウンセリング（対話業）を仕事にしています✌️
保育士に復帰したのは「逃げなかった証明」がほしかったから
少しだけ私の話を。
この記事に必要な部分だけを切りとり
私の経歴をざっと書き出すと
保育士6年
↓
フリーランスのようなフリーター２年
↓
保育士復帰
というものなのですが、
私が保育士に復帰したのは「やりきった」という達成感がなかったからでした。
前半の保育士６年の間に、私はちょうど２年ずつ３つの園を経験しました。どの園でも人間関係をこじらせプライドの高さで自分を苦しめ逃げるように退職。
最後に勤めていた園では「また逃げるんですか、いい大人なのに」と言われ。ごもっともで言い返す言葉もなく、唇を噛んでその場を耐えた日を昨日のことのように思い出します。
私には「もう保育士ムリ！やってらんない！」と思ういっぽうで「逃げた」というシコリがずっと心に残り続けていました。
↓当時の気持ちを書いたものが残ってた
逃げたから保育士への未練がある
もっとできたんじゃないか
やりきった感なし
その後、フリーランスのようなフリーターの期間に、コーチングを受けて自分のグラグラしていた心の土台を整えることができて。
「あ、今なら保育士できる気がする」とふと思う瞬間がきて、復帰することとなりました。
「もう一度、子どもと関わっていみたい」と、純粋にそう思う気持ちもあったけど、それだけでは復帰しなかったと思います。
私の原動力は、
「逃げなかった証明がほしい」「後悔を残したくない」というものでした。
正社員でガッツリ復帰することはせず、パートで復帰。1年で５人も退職者が出るような、鬼ブラックな保育園だったけれど、子どもと過ごすことは楽しくて”保育士”としての自分を試せていることは本当に嬉しかった。
スッパリと保育士への未練を断ち切れたのは、なんばの串カツ屋だった
保育士として復帰して８ヶ月ほどしたある日のセッションで、コーチからある質問をされました。
「いつもさ、保育士保育士って言うけど、保育士としてやり残したことあるんか？」
たしか、大阪なんばの串カツ屋での出来事だった。
頭を殴られたような感覚。
一瞬頭がフリーズした。
あれ、、、やり残したこと、もうないかもしれない、、、
でっかいジョッキを片手に「うまい、うまい」と串カツを頬張るコーチとは対象に、私はなぜか涙がこみ上げてとまらなくなったのです。
もうたくさん頑張った
もう十分やってきた
もう逃げていない
もうやりきった
「なに泣いてんのよ」と言いながらコーチは土手焼きをかきこんでたけど、あれは本当に最高のコーチングだったし”対話”のすごさを実感した瞬間だった。
「逃げなかった証明がほしい」「後悔を残したくない」
これは、いつの間にか達成されていることに気付けたのです。
スッパリと保育士への未練を断ち切れた瞬間でした。
復帰して保育士として置いてきたものを全部回収できた
もちろん、復帰をしていなければ断ち切れていなかったと思います。
保育士6年
↓
フリーランスのようなフリーター２年
↓
保育士復帰
この、保育士６年を終えたあとに「やり残したことはあるのか？」と問われても、やり残したことでいっぱいだったと言えます。
厳密には、あの地点でもやり残したことはなかったのですが。
あの時の私は到底そうは思えなかったし、復帰したからこそ「やり残したことはない」と澱み（よどみ）なく、そう感じられたのだと思うのです。
私は復帰したことで、保育士として置いてきてしまったものを全部取り戻せた感覚がしました。
達成感、やりきった気持ち、そういうものだけではなくてね。
今まで必死こいて働いてきたこと
つまづいてきたこと
もう消えちゃいたくなるくらい悩んだこと
あの時、
保育園に、保育室に、職員室に、更衣室に、
置いてきた気持ちを、全部回収できた気がしました。
全部全部、自分の中に取り込んで「あんたよくがんばってきたよ」と胸を張って言えて、全部ムダじゃなかったとはじめて実感できたのです。
安易に「がんばれ！」とは言えない
私と同じ状況ではないにしろ、あなたにも「やりきった感覚がない」とか「逃げたままでは後悔しそう」とか、そういった気持ちがあるのでしょうか？
私みたいにいちど頑張ってみるのはいいけれど、安易に「頑張ってみればいいよ〜！オススメよ〜！」とはやっぱり言えなくて。
これまで辛い思いをして、苦しい時間をたくさん過ごしてきたと思うから。
ひとつ私からの提案ですが、
『どういうことが達成できたら、やりきったと言えるのだろう？』
ということを、まずは考えてみるといいのではないかと！
それが明確になると案外がんばれるかもしれないしね。
「明確になっていてもがんばれるか不安」もしくは「明確にならない」ということもあると思う。
（私はきっとこっちのタイプ）
そういう時は、
そもそもそれ達成しなきゃいけないことなのかしら？
とも考えられるし、
本当の後悔ってなんだろう？
とも考えられる。
達成感を得るための解決法は「行動として、実際にやる！」というものだけではなく、違う方法もきっとあるのだと思います。
「私の場合はどうだろう？」「河北はどう思う？」など、ご質問やご相談があれば、いつでもお問合せくださいね！
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◾️河北あおい
保育士として人生捧げるも、働きすぎて自分を見失ったアラサー。
自分を犠牲にしない働き方やライフスタイルを探すなかで、フリーランスや保育士以外の会社員を経験。
現在はフリーランスで個人向けのコーチングやカウンセリング（対話業）を仕事にしています✌️
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