「生きづらい」と毎日感じる保育士でした

保育士をしている時は、漠然と「生きづらいなあ。なんでこんなに生きるのはハードなのだろう」と思っていました。

気にしすぎと言われては
気にしないように気をつけて、

考えすぎと言われては
考えすぎないことを考えて。

みんな私より軽やかに働いている気がして
私ばっかりうまくいかないと嘆いていました。

ネットや本で
「自己肯定感を上げる方法」や
「ポジティブな人の考え方」みたいな
お役立ち情報を
たくさん見漁りました。

自分を変えようと必死だったのです。

だけどなにも変えられませんでした。

生きづらいことを自分の気持ちの弱さだと考え、
なぜみんなと同じようにできないのかと自分を責め、

生まれてきた意味や、これから生きていく意味を
ただ、ぼーっと考えては答えを出せない
苦しい日々を送りました。

それならば、すべてから解放されたいと願ったこともあります。

保育士として社会で生き抜くことは
私にとってあまりにもハードでした。

社会に適応できない自分が
あまりにも情けなくて惨めで。

そのまま社会からドロップアウト。

個人で仕事をする道を選びました。

今はフリーランスのコーチとして
活動をしています。

この道に進んできてから
「生きづらい」と感じることは
なくなりました。

というよりも、
「生きやすい、生きづらい」
ということをそもそも考えることがなくなり、
日々ゆるーく生きることができています。

私が変わったのか？

そうではありません。

ただ働き方が変わり
自分が身を置く環境が変わっただけ。

街の景色も、
他人の気持ちも、
なにも変わっていないはずなのに、

受け取るものがまるで違うのです。

とても心地いい。

＊

私がそうだったように、
あなたもなにも変わらなくていい。

そのままが、素敵で最高。

置かれた場所で咲く方法なんて考えなくてもいい。

置かれる場所も咲く場所も選ぶことができる。

人は「落ち着くところに落ち着く」と、
私は思っています。

苦しさと違和感から逃げた先に
私たちの咲く場所はあるはずだから。

だから、
今は未来が考えられなくても思い描けなくても
大丈夫。

いつか、そのままの自分で咲ける場所が
見つかるはずだよ。

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◾️河北あおい

元保育士のキャリアコーチ。

子どもと関わる仕事をしている方・していた方の、仕事にまつわる悩みやセカンドキャリアについて一緒に考えています。

モットーは「自分を犠牲にしない働き方を」。

保育士として人生捧げる→働きすぎて限界→『保育士資格だけ』を握りしめ、裸足のままフリーランスの道へ