クライアントさんとの3ヶ月を振り返る。自分の人生を生きること。
私がコーチとしてお付き合いさせてもらっているべにはるかさんとのセッション。早いもので3ヶ月が過ぎた。
お母さんとして、妻として、音楽教室の先生として、新たにライフコーチとして、そしてべにはるかさん自身として。いろんな顔を持ち、そのどれもがはるかさんであり。
彼女にだけ時間が48時間あるのではないかと疑ってしまいそうになる。だけどちがう。私たちと同じ24時間の中で、目まぐるしい毎日を過ごされている。
はるかさんは上品で強かでそれでいて思慮深くて。どこまでも強くて深い人です。
その、強くならざるを得なかった、深く物事を考えざるを得なかった過去が、対話を重ねるごとに見えてきて。月並みな言葉になるけれど、いろんなものと戦ってこられたのだろうと感じます。
さっきnoteを書こうとパソコンを開いたら、はるかさんがセッションの振り返りを書いてくれていたので、私も書きたくなりタイピングを走らせています。
自分自身を生きること
私はセッションを買ってもらう前に、私とのセッションに相違はないか確認をさせてもらっている。私の商品(コーチング)は買ってもらって終わりじゃない。ここからがスタートである。
納得できないまま、チグハグではじめてしまうことだけは絶対に良くない。
はるかさんにも同じく確認をした。「ただ河北さんと話したい」というこれ以上ない嬉しい言葉と、「強いていうなら、相談業を仕事にしたいのでそれをまとめるのを手伝ってほしい」ということで私たちはタッグを組んだ。
はるかさんの記事にもありますが、私たちは早々に相談業を仕事にするというゴールからは外れ、そんなことよりももっともっと大切なものと向き合っていくこととなった。
はるかさんはずっと”自分の人生を生きたい”と自分自身に訴えているように見えました。直接言葉にすることこそ数回程度だったものの、端々からそれらを感じられて。
子どもが発達障害を抱えていること、学校への行き渋りがあること、自分の働き方を考えざるをえないこと。
母であるはるかさんと、はるかさん自身とのはざまで、身動きがとれなくなっているようでした。
”母たるもの”
”お母さんとは”
思慮深いはるかさんのことです。自分に起きているすべての現象がどこから来ていて、自分がそれについてどう解釈していくのがベターなのか答えも出ていて。
だけど。
すぐに解決できるような問題ではありません。
「子どもを思う気持ち」と「自分の人生を生きること」。2つを両立できることをわかっていても、それでいいのかと何者かが首根っこを掴んでささやいているようでした。
ギチギチになったはるかさんは悲鳴をあげていました。
受け入れて、進む
セッションをはじめてちょうど3ヶ月。前回のセッションで、ふっとはるかさんの声が今までより軽くなっているのを感じました。
過去の自分
今の自分
未来の自分
過去のはるかさん
今はるかさんの周りで起きていること
そしてこれからのはるかさんのこと
すべてを受け入れたような、そんな感覚でした。
わざわざ注釈することでもありませんが、受け入れるというのは、妥協や諦めとは違います。
”受け入れて進む”と言いますか。
実際に言葉にされたわけではありませんが、電話越しのはるかさんの声を聞いてそんな雰囲気を感じて。
「あ、なんか抜けたんだな」
と感じました。
相談業を仕事にしたい
話を戻し「私たちは早々に相談業を仕事にするというゴールからは外れた」と書きましたが、はるかさんはセッションやたくさんのテキストのやり取りの中で、時折「相談業」について口にしていました。
はるかさん自身が悩み、苦しみ、考えてきたこと。
とどのつまり、
どうすれば自分の人生を生きれるのか
後悔しない人生を歩むにはどうしたらいいのか
同じように、色んなものの狭間で悩んでいる人に対しての気持ちを吐露してくれていて。
これらは漠然としている大きなテーマです。少し考えても答えの出ないような問い。だから大切だとわかっていても考えることが後回しになってしまいます。
だけど、私たちの人生において究極の問いであることは間違いなくて。
仕事をどうするかとか、働き方がどうとか、そんなことはつまるところどうだっていいのです。
それらは私たちが後悔しない人生を歩むためにある、ただの手段でしかないのだから。
はるかさんはそんな究極の問いと向き合い続けてこられた。
その問いはちょっとやそっと考えただけでは答えは出ない。そしてその答えは見つかったとしても多くの場合、怖くて受け入れられないものだったりする。
「自分の人生、生きればいいじゃん」
「やりたいこと、やればいいじゃん」
そんなこと、もう私たちはわかっている。それがわかるなら、それが出来るなら、こんなにも悩まなかろう。
答えが出たら受け入れなきゃならない。だから見て見ぬふりだってできる。まだ答えが見つかっていないことにすることだってできる。
でも、はるかさんは答えを出して向き合って進むことを決められた。
はるかさんはライフコーチとして出発することを決められました。
はるかさんがその答えを出すこと、そして進むことの覚悟が簡単ではなかったことは、容易に想像できます。
新しく何かをすることや、なにかを受け入れたり、また手放すということは、それ相応の痛みが伴うから。
私は自分が向き合ってきたことでしか、誰かの力にはなれないと感じています。
よく似た悩みや経験をしていないことには、相手に深くまで寄り添いきれない。
もちろんそれが全てではないですし、本当の意味で人間は全てをわかり合うことは不可能なので、矛盾しているようではありますが。
はるかさんは、自分を見失う怖さ、自分自身を生きる怖さ、そんな怖さや苦しさ、痛みに寄り添ってくれる、
そしてうわっつらではなく、自分自身を生きることの大切さを本当の意味で知っている。強くて暖かいコーチだ。
私たちは自分自身が商品になる
私たちは自分自身が商品になる。生きてきた人生、思考、生き方。それらすべてがまるごと商品になる。
どんな商品もメンテナンスや品質管理が必要なように、私たちは私たち自身のメンテと管理が必要で。自分自身を整えておかないといけない。
ビジネスと人生、どちらか片方だけを進めることは決してできない。
自分自身が整うのを待つと100歳になってしまうし、とはいえ急いでビジネスをはじめたとて自分が整っていないままでは、どこかで必ず詰まってしまう。
私たちは、自分を懸命に生きながら、整えながら、幸せにしながら、それをビジネスにしていく。
あまりにもめんどうで、あまりにもオモロい仕事だ。
普通に生きていたら考えなくてよかったようなことを考えなきゃいけない。
何度も繰り返し訪れる、自分の抱えている課題と向き合い続けなければならない。
一難去ってまた一難という言葉はコーチという仕事のためにあるものなのかと感じることもある。
なんでこんなめんどうな事を考えなきゃならんのだ、と思うこともあるけれど、回り回ってそれがクライアントのためになり、大事な家族や大切な人のためになり、なにより自分のためになる。
一難を超えた先にまだ見ぬ幸せが待っていて、また満足気に笑う自分と出会えて。
どうしたって私たちは自分の人生から逃げられない。どうしたってビジネスを通して幸せになり続けていってしまう。
それがオモロい。
コーチという仕事にはそんな魅力があることを、今日の記事を書きながら改めて感じた。ありがとう、はるかさん。
そしてこれからもよろしくおねがいします!
明日のセッション楽しみにしていますよん!(ここで言う)
👇べにはるかさん
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