次なる居場所はどこだ:その3
今日の午前、次の配属先候補を訪問できた。
先日ドタキャンされたこちらである。
実は今日も9時からのアポだったのを「会議が入ってしまったので11時にしてほしい」と言われて2度目の予定変更だったんだけど、まぁ仕方ないだろう。
エチオピアでは本当によくある。いい気はしない。でも、ディレダワにいた間に、政党の会議がどれだけ大事かを見てきたつもりだ。
ちゃんと予定変更の連絡を頂けただけでも、きちんとした相手だと思った。
訪ねたところはアディス市内の連邦(federal)都市雇用促進及び食糧安全事務所。前の配属先と頭がディレダワ市かfederalかの違いで同じ部署。
正確にいうとfederalなので、ディレダワ市の更に1つ上か…。
コミュニティ開発隊員なのに、首都?
と我ながら思う。だけど以前書いたように、今のエチオピアはとかく地方が安定しない。5月の総選挙では首都退避がほぼ確実だと言われている。
この状況で地方に行くより、継続して活動できるよう首都で配属先を探すのがよいのではないかという、私と調整員さんの相談の結果である。
冒頭で配属先候補を訪問、と書いたけど、ここも正確にいうと「そちらの管轄下の事務所などに配属させてもらえませんかというお伺いを上部機関に先に立てにいく」が多分より正しい。
ごめんなさい、冒頭はスッキリ始めたかったんです。
私の知る限り、ここでは上への根回しがとても大事。ここで許可をとらないと、配属先候補の地域事務所に行っても「federalのレターもらってきて」と言われるのがオチである。
訪ねるまで不安だったのは、「federalやアディスアベバにボランティアなどいらん!!」と言われるんじゃないかということ。首都の機関に専門家ならまだしもボランティアレベルの力は借りたくない、とか。
その不安は杞憂だった。
むしろディレクターは驚くほど快くアディスで配属先を探す許可をくれた。
「今まで我々にはこういうチャンスがなかったんだ。誰かに経験や知識をシェアしてもらえるチャンスが。」と、ディレクターはニコニコしながら言ってくれた。
これが、実際の配属先の態度と全く関係ない言葉だと分かっていても、嬉しかった。
許可をくれたディレクターは「まず(私をどこかに配属して欲しいという旨の)レターを持ってきて」と調整員さんと現地スタッフさんに言っていた。
いえす、レター主義。
そして私には「ディレダワでの活動報告書を提出して」との宿題を。
ようやく、一歩進んだ。
かもしれない。
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