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スックのおばちゃんは複数買いにどう対応するのかという好奇心
スックとはエチオピアのそこここにある小さいお店。
他のお店が多い地域だと小屋を借りて(もしくは支給されて)営まれる。住宅街にも、個人宅の道側の部屋に窓を作ってスックにしているところがたくさんあってとても便利。キヨスクのさらにこじんまりとしたものを想像してもらえればよいかと。
私の最寄りスックは、家から30歩で行ける。このスックのおばちゃんはアムハラ語を話す私をとても可愛がってくれているので、何かあればなるべくここで買うことにしている。
ホテル生活をして1週間、洗濯とかができないので束の間の帰宅をしに来た。
一応、午前などの明るい時間ならって調整員さんにも確認取ったし。
冷蔵庫にはほぼ何もない。が、来客を迎えることになりそうなので慌ててちょっと出せるものを見繕いに、このスックに行った。
私の知っている限り、スックのお客さんたちはちょっとのものを都度都度買いに来る。
コーラ1本とか、お菓子1つとか。
今日私の前に買っていった男の子は3ブル(12円)でチョコを3つ買って、1つを幼い妹に握らせて手を繋いで帰っていった。いい光景。
彼らのあとに私があれちょうだい、これもちょうだいと並べたのがトップ画の品々。
そしてふと思った。
おばちゃん、どうやって計算するんだろう。
というのも、9月までいた先輩隊員とワークショップをしていたときに、受講者の計算力に思うところがあったからだ。
ローンの利子計算で500の10%を5000だと言う人がちょいちょいいた。70+20+50+80+…という計算もスマホの電卓に頼りがち。
日々生活してるときはお店の人に計算力ないなんて思ったことなかったのになー。
生活しながら強化してるんかなー。
と思ったが、そういえばスックで同じ値段のものを複数買うことはあったが色んなものをいっぺんに買うことはなかった。
今回の買い物リスト。1ブル4円。
水 15ブル
ソフトドリンク 10ブル×3
クッキー 5ブル×3
トイレットペーパー 12ブル
私の頭のなかでは、
15+10×3+5×3+12で72ブルである。
小銭ほしいから75出して3お釣りかな。
いざお会計。
おばちゃんはまず水とソフトドリンクを見て「45ブル」と言った。50ブル渡す私。5ブルのお釣りをうけとる。
次にクッキー3つを見て「15ブル」と。丁度を渡す。
最後にトイレットペーパーを見て「12ブル」。15渡して希望通り3のお釣りをもらった。
お金のやりとりを3回する、が今回の答えだった。
1回1回が合ってれば、ここにはそんな急いでる人もいないんだし、それで十分なんだろうなぁ。ワークショップで「計算できない!」と目くじら立てる必要はないのかもしれない。
せめて、利益だけはちゃんと確保してくれてれば。
このおばちゃん、前回20ブルの買い物に100ブル出したらお釣りがなく「お金いいよ!持ってきな!!」と言ってくれちゃうような人である。優しさが嬉しすぎるけど、企業支援担当的にはそれダメ絶対。泣
翌日、崩して払ってきました。
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