振り返る時間
いちにちを振り返る。
この行為がとても嫌いだった。振り返る=反省する、とすると、ミスやら失敗やら思い通りにいかなかったことやらがいろいろと浮かんできて、建設的な考えに至る前に追い詰められているような気がしてしまうから。挙句の果てには、いちにち全部が、嫌なことだった、という気持ちになってしまうから。
反省しない人間は、成長しない。だけど、気が重い。
そんなとき、尊敬する先輩と話したら、なるほどスッキリ。
まず、振り返る時間を反省会としている、ネーミングミス!言葉の感じから、どうしてもマイナススタートになってしまって、マイナスに絡めとられてしまう。いちにち全部マイナスだったわけじゃないのに、これはもったいない!
これからは、「想いを馳せる時間」と名付けよう。
相手とのやり取りを振り返り、相手の状況、発言の真意に想いを馳せる。すると、その場ではわからなかった視点がみえてきて、「次はこうしよう!」と思える。
時には、自分に対して、客観的に想いを馳せてみる。どんな状況だったのか、どうしてこんな風に感じたのか、次はどうしたらいいのか。自分のことは受け入れ難くて意固地モードになってしまう私でも、前向きに受け止めることができる。
自分のことを見つめながら、自分の外に視界が開けていく。
そんな新感覚が嬉しくて、今日も夜が来るのが楽しみだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?