見出し画像

好きになるって、自分ではコントロールできないと体感した話

出会う人みんなに好かれたらいいのになぁ、なんて思ってしまうことがある。相手のことはコントロール出来ないし、誰もが同じものを好きになるなんてありえないし、って理屈ではわかっているけれど、それでも性懲りもなく好かれたいなぁ、と思ってしまう私は小さな人間だ。

そんな私が、自分の好きですら自分でコントロール出来るものではないのだから、他人の好きなんて誰にもどうしようも出来ないことだよなぁ、と心から思ってしまった、どうしようもないお話。

YouTubeでいつものようにハロプロ動画を観ていたら、オススメにKinKi Kidsの『愛のかたまり』が出てきた。懐かしいなぁ、昔好きでよく聞いていたなぁ、などと思って何気なく再生してみた。それはいつかの『堂本兄弟』で、『Hey! Say! JUMP』の山田くんがゲストの会の映像だった。

ラストサビ、山田くんがアップで抜かれて、カメラをじっと見て歌っている。そして、歌詞に合わせて目をそらし、すぐ戻す、、、その瞬間に、うっかり、「あ、好きだ」、と思ってしまった。(その後地獄のエンドレスリピート)

今までジャニーズに興味はなかったし、俗にいうイケメンを好きになる性質も自分にはないと思っていた。(もちろん、お顔が綺麗だなぁとは思うけれど)だから、青天の霹靂としか言いようがなかった。

未だにこの「好き」は、自分でも恥ずかしく思ってしまうこともある。友人に「山田くん好きになっちゃった~」とでも言おうものなら、キャラ違いも甚だしい気がする。だから基本ひとりでこっそり楽しむ。歌もダンスも雑誌も主演映画も、ひっそり楽しめればそれでいい。

誰を好きになるかなんて、自分ではコントロールできない。いつ、どのタイミングで好きになるかも、神のみぞ知ることだ。となると、他人の好きをコントロールするなんて無理難題だし、その好きだって気分やタイミング次第で変わるものとしか思えなくなってくる。

好きって人間の強力な原動力なのに、自分ではコントロール出来ないなんて不思議なことだ。でも、だからこそ、面白いのかもしれない。好きが増えるほど、予定調和じゃない人生になっていく。これからも、たくさんの好きに出会えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?