愛されるものたちから愛される人
この世で「愛されるもの」の代表といえば、“小さい子”や“ワンワン(犬)”だと思う。一挙一動がとにかくかわいいその姿は、関わる人たちを幸せにしてくれる。ワンワンがお手をする動画を延々とみていられるし、電車でベビーカーに乗ってる子がいたら、ついにらめっこしたくなっちゃうよね。
そんな「愛されるものたち」に囲まれている、幸せな人がいる。
それは、「警備員のおじちゃん」だ。
小学校の正門に立っているおじちゃんのまわりには、いつみても人だかり(犬だかり?)ができている。お散歩途中のワンワンはしっぽフリフリ駆け寄り、おじちゃんの足にすりすり身体を寄せているし、幼稚園帰りの女の子は、砂場で遊んだ話を熱心に報告している。
おじちゃんは、いつもニコニコだ。
おおよしよしかわいいねぇ。今日は帰りが早かったねぇ。また明日元気でね。って、みんなに言っている。
かわいい子たちに囲まれていいなぁ!と、ちょっとしたジェラシーを感じつつ横を通りすがった会社帰りの私にまで、「おかえりなさい!」と声を掛けてくれるおじちゃん。
愛される人ってきっと、自分から何かを好きになれる人なんだな。警戒心を持って距離をおいたり、相手の出方を伺って自分の言動を決めるのではなく。自分から関わって交わってかわいがって楽しんで、目の前の人とハッピーな時間を過ごそう!っていう想いでいられる人。
好かれようとする気持ちは、見抜かれる。
好きっていう気持ちは、伝わる。
そんなおじちゃんに憧れの想いをこっそり抱きながら、今日も元気に挨拶しよう。
ハッピーな時間を過ごせますように。
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