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「努力」を「娯楽」にできる時がやってきた
仕事がたのしい。土日も仕事したい。
とうとう私にも、「仕事が楽しい」と思える日がやってきました。
思えば今まで、仕事は「義務感」や「不安」を原動力にして頑張ってきた気がします。
義務感や不安って、すごく大きな力なんです。
だからかなり頑張れてしまうし、割と結果も出たりする。
そうなると、「この働き方も悪くないのかな」とか、「世の中みんなこんな風にして働いてんのかも」とか思ったりします。
だんだん感覚が麻痺してきて、義務感や不安を原動力にする働き方が当たり前になってきます。
そんな生活を何年も送っていると、仕事が好きとか楽しいとかどうでもよくなってきて、「ただただ目の前のタスクをこなしたい」、「不安から逃れたい」という一心で仕事をするように。
こうなると、何が好きで何が得意かなんて全くわからなくなってしまいます。
でもやっと、私も仕事が楽しいと思える日がやってきました!
いまの仕事の何がたのしいのか?
私は今、ライティングチームを自分で作って、そのディレクター的な仕事をしています。
具体的には、営業して仕事を取ってきたり、ライターさんをリクルートしたり、マニュアルを整備したり、ライターさんから上がってきた記事の編集をしたり・・・。
この仕事の何が楽しいのかを考えてみました。
営業で「経営者」と話せる
これは自分でも意外で、嬉しい発見でした。
営業する際、ズームやGoogleミートを使うことが多いのですが、営業先の経営者は、自宅から参加してくれることも結構あり、そのためなのか、ざっくばらんにいろんなことを話してくれることが多いです。
オフィスに訪問して、改まって営業したらきっと教えてもらえなかっただろうな、というような裏話まで教えてもらえたりします。
そして、楽しく雑談をして、ちょっと仕事の話もして、契約が取れたりします。
おそらく、テキストで案内をする段階でほぼ契約をすることは決めていて、オンラインミーティングで信頼できる人物かどうかだけを判断されてるのだと思います。
だから、オンラインミーティングのハードルが結構低くて、私にとっては「経営者と楽しくお話ししてお仕事もいただける場所」なのです。
「裁量権」がある
自分で作ったライティングチームなので、全てにおいて裁量権があります。
人間は、選択する自由を得られると満足感が上がる、というのは有名な話ですよね。
大人だけじゃなくて、子供もそうなんです。
うちの2歳の子供は、おやつ・飲み物の種類・入浴剤など、あらゆるものを選ばせてあげることでとても喜びます。
仕事で裁量権があるというのは、本当に満足感が高いものです。
私の場合、苦手な人が一定数いるので(みんなそうだと思うけれど・・)、そういう人たちと仕事をしなくていいというのが最大の喜びです。笑
今は、一緒に仕事をしたい人たちだけと仕事をしているので、おのずと「もっと報酬を上げられたらな~」とか、「もっと手間を減らしてあげられたらな~」とか、思うわけです。
報酬はまだあげられていないけど、手間を減らす工夫は結構しています。
例えばマニュアルは、テキストではなくほとんど動画で作っています。
その方がライターさんの理解が進むし、短時間でレギュレーションを習得できるからです。
こんな感じで、一緒に仕事をしたい人だけと仕事をすると、チーム全体がいい方向に回ってる感覚があります。
「努力」が「娯楽」になる
一方で、たくさん働いてる割には収入が少ない(すごく少ない)という現状もあります・・・。
ライティングでチームを作る時にあるあるな話だと思うのですが、ライターさんもまだレギュレーションに慣れていない部分も多くて、そういったフォローとか、記事の編集にも時間がかかります。
でも、今はそういった努力自体が楽しいので、全然苦じゃないんです。むしろ土曜や日曜も仕事がしたい。
これが、努力の娯楽化なんだなぁと、やっと身をもって知ることができました。
先日読んだ本に、こんなことが書かれていました。
才能の源泉には、その人に固有の「好き嫌い」がある
とにかく好きなので、誰からも強制されなくても努力をする。
それは傍目には「努力」でも、本人にしたら「娯楽」に等しい。
努力をしているのではなく、没頭しているのである。
そのうちにやたらにうまくなる。
人に必要とされ、人の役に立つことが実感できる。 すると、ますますそれが好きになる。
「自分」が消えて、「仕事」が主語になる。
ますますうまくなる。さらに成果が出る。
この好循環を繰り返すうちに、好きなことが仕事として 世の中と折り合いがつき、才能が開花する。
才能は特定分野のスキルを超えたところにある。
義務感や不安を原動力に働いていると、少ない収入では絶対に働きたくないですよね。なぜなら、仕事の対価が「収入」だけで、「楽しさ」がないから。
でも今は、仕事そのものが「娯楽」化しているから、収入という対価が少なくても満足度は非常に高い。
「努力」が「娯楽」になるって、本当に楽しいものです。