チームが自走し始めた今、自分の役割を考える
なんでも屋からの卒業
「なんでも屋」を卒業する時がやってきたんだな、と最近よく感じます。
ついこの間まで、私は何もかもに関与していました。
営業して、契約して、レギュレーションを整えて、アサインして、構成チェックして、初稿をチェックして…とにかく何から何まで自分で確認していたように思います。
でも最近、状況が変わってきました。
編集さんが2人入ってくれたこと、ライターさんのレベルが飛躍的に上がってきたこと、入稿担当さんや図解担当さんのコミュニケーションスキルが高いことなどで、私の負担が半分くらいになりました。
要するに、私が間に入らなくてもチーム内の意思疎通が可能になり、自然と記事が完成していく状態になってきているんです。
体調不良から見えてきた新しい気づき
そんな中、ほっとしたのか、突然布団から起き上がれなくなってしまいました。
今年の7月半ばから疲労感が半端なくて、休まなきゃいけないとは思っていたんですが、プライベートでいろんなことが重なって、とうとう許容量を超えてしまったみたいで。
今は子供たちの最低限のお世話をして、仕事はお布団に寝転んだまま、半分以上はスマホでやっています。
ライターのAさんに急遽、編集やディレクション業務をお願いすることになってしまい、その他の方にも色々と配慮していただいて、なんとかこれまでのように記事を納品できています。
Aさんはじめ、チーム内の数人の方には本当に負担をかけてしまって、心苦しい限りです。
でも同時に、「私がいなくても回る」ということを再確認できた出来事でもありました。
もちろん、Aさんに今の編集の仕事を続けてもらうわけにはいきません(多分すごく無理してやってくれている)。ちゃんと体制を整え直さないといけないのですが、今のチームは私がいなくても自動的にクオリティの高いものを生み出せることがわかって、本当に誇らしい気持ちになっています。
これからの私にできること
それと同時に、自分の存在意義を見直す時期が来たなと感じています。
私は何に注力しよう?私しかできないことって何だろう?
と、たくさんたくさん考えています。
自分の中でざっくりと答えは出ているんです。
「人」を大切にすること、「AI」で負担減とクオリティアップを実現することの2つ。
メンバーとは「尊重し合う対等な関係でwin-winでいたい」。
これはずっと心の中にあって、多分この先も変わらないと思います。
クライアントさんとも、同じ関係でいたい。
つまり、お仕事で関わる方みんなと尊重し合って対等な関係が理想で、win-winを追求し続けることが、私にとってすごくすごく大切なんです。
搾取したり、されたりするのは、もうたくさん。
すごく頑張ってくれたメンバーに「低い」報酬を払うとき、ものすごくストレスを感じるし、クライアントさんに対して手の込んだクオリティの高い記事を低報酬で納品するのも、すごくストレスを感じます。
それを踏まえて、私にできることは、メンバーもクライアントさんも私も、全員がWinになれる方法を探し続けること。諦めないで、ずっと探し続ける、の一択かなと。
理想論だよとか、いろんなことを言われるし、本にも書いてあった気がします。
でも、この1年半チームで仕事をしてきて、この気持ちがどんどん強くなっていくので、もうこれしか自分自身を納得させられる答えは見つからないんだろうなと。
それなら、実行するしかないですよね。
考えて考えて、現状の答えは2つです。
1つは、チームの記事のクオリティを認めてくれ、相応の報酬を支払ってくださるクライアントさんとだけお仕事をさせていただくこと。そして、その報酬を、正当にメンバーに還元すること。
もう1つは、AIを使ってメンバーの負担感を半分にすること。実現すれば、体感の報酬は倍になるから。
AIの進化は本当に目覚ましくて、半年前には絶対無理だったことが今はできるんです。
税金という専門分野の記事でも、AIは大いに活用できます。負担減らしながらクオリティ上げられるんだから、本当にすごい。
ずっとずっと検証してきて、メンバーの負担を半分にする方法が少しずつ見えてきたので、はやく実用化できたらいいなと思っています。
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