一人時間がなぜ大切なのか
子育てで感じる「閉塞感」
朝目覚めると、左のこめかみが痛い・・・
こんな日が、月の半分はあったと思います。
幼児2人を育てていると、「閉塞感」を感じます。
子供の声や、おもちゃの音や、テレビの音。
ありとあらゆる音が部屋を埋め尽くしていて、息ができない感覚です。
就寝中も、子供が上に乗っかってきたり、夜中何度も起こされたり、鼻血やおねしょの処理をしたり。
断続的に、子供達の要求を受け入れながら夜の時間をやり過ごすと、朝目覚めた時には頭痛がするんです。
明らかに体が悲鳴をあげていました。
イライラがおさまらず、夜中に子供に大声をあげたこともあります。
どうにかしなきゃいけないな、とはわかっていたけれど、子供達はパパと寝てくれないんです。
逃げ場がなかった・・・
しょっちゅう「庭」にでていた、友人の父
何も改善しないまま、2年以上が経過したある日。
旧友と話す機会がありました。
子育て中の閉塞感について話したところ、友人がポツリと言ったのです。
「うちの父も、しょっちゅう庭にでていたな」
「今思うと息抜きしていたんだと思う」と。
それを聞いて、一番初めに頭に浮かんだのは
「親も一人になっていいんだ」ということ。
今考えると不思議なのですが、親である以上、子育てをお休みして「一人になってはいけない」っていうバイアスがかかっていたようなんです。
朝、一人になるということ
この頃、私の体調はどんどん悪化していました。
朝頭痛があるだけではなく、めまいや倦怠感もひどくなっており、仕事も長時間できない状態でした。
幸い、私は自宅で仕事をしているので、体調と相談しながら仕事をすることができたのですが、もし私が会社員だったら休職していたかもしれません。
「体が資本」と頭ではわかっていたのに、「健康を犠牲にしても育児をしなければいけない」という固定概念が私の行動を支配していたのだと思います。
友人の発言を受け、私も息抜きをしてみようと決心しました。
私が心身共に辛く感じるのは「朝」。
夜中の子供達のお世話で安眠できなかったうえ、体調も悪い日が多く、さらに「これからまた1日が始まるのか」と思うと憂鬱だったからです。
そこで、思い切って朝にひとり時間を取ることに決めました。
具体的には、朝の5時~6時の間に車で外出して、1時間ほど一人で過ごして帰宅します。
その間、子供たちは夫が見てくれることになりました。
もともと、朝ごはんの準備は夫の担当です。
子供達は朝ごはんを食べた後、静かにテレビを見てることが多いので、夫の負担がそれほど増えないと判断してのことです。
もちろん事前に夫に相談し、了解をもらっています。
一人時間で得られたこと
体調が改善した
一人時間を開始してから約2週間、明らかに体調が改善しました。
まず、朝の頭痛の頻度が半分以下に。
朝体調が良いと子供達にも優しくできることがわかり、イライラで爆発することがほぼなくなりました。
夫に話しかける頻度が増えた
一人時間を確保する前は、「なんで私ばかりこんな辛い目に?」という気持ちがいつも心を支配していました。
だから、夫へのイライラも半端じゃなかったのです。
一人時間を確保するようになってからは、夫に少しだけ感謝できるようになってきました。
それは、「ひとり時間を過ごしてる間に子供たちの面倒を見てくれている」という理由と、体調が改善したことで前向きな気持ちを持てるようになったからかもしれません。
自然に癒される
日の出前に自宅を出て、海が見える場所でぼーっと過ごすことが日課になったため、毎日朝日を見ることができるようになりました。
その景色が、想像していた以上に素晴らしいのです。
心が震えるほど美しくて、毎朝感動してしまいます。
多分、感動って人を癒す効果があるんだと思います。
さあ今日も頑張ろうっていう気力が湧いてくるんです。
「note」を始めることができた
前からずっとやってみたかったのに、余裕がなくてできなかった「note」。
時間と心に余裕ができたことで、やっと始めることができました。
海を見ながらnoteを書くって、最高に贅沢な時間です。
一人時間で失ったもの
お金
朝外出をすると、どうしてもコーヒーが飲みたくなってしまう私。
ついついコンビニに寄ってしまい、コーヒーやその他のものいろいろ買ってしまってます。
自宅でコーヒーを入れてから外出すれば良いのですが、夫がリビングで寝ているため音を立てることもできないのです。
寝る前に、コーヒーをマイボトルに入れて持って行こうかと検討中。(美味しくないかな・・・)
まとめ
私の体調が改善したことで、家の雰囲気が少しずつ良くなってきてるのがわかります。
面白いところでちゃんと笑えるし、前よりも子供に向き合うことができるようになりました。
仕事に向き合う時間も増えてきて、少し自信も出てきました。
私にとってメリットだらけの一人時間。
しばらく続けてみようと思います。