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感情の輪郭を知りたい


気持ちだけが膨らみ続け、胸の中心あたりが縮み込むように苦しくなる時がある。それに加えて、雑念ばかりがごちゃごちゃと頭に浮かんでは消え、何をするにもノイズになる。
特に厄介なのが理由が分からない不安感。何かに急かされてる訳でもないのに何かに追われているような気持ちになって、漠然とした不安感に包まれ、挙句には心臓がバクバクしてる。
これを病んでいるというのか、ただ気分が沈んでいるだけなのかが判断つかない。
判断はつかないが、この気持ちになったときにとあることをよく考えるようになった。
恐らくこれは不安という気持ちなのだろう、と思ったが、私は何を持ってして不安と思ったのかがいつもわからない。なんかわからんけど、不安。気持ちが膨らんで、なんとなく明日が嫌だなぁ、と思って、色々なことを考えるとめんどくさいなあ、とか身体が重たくなるなぁ、とか、胸の、特に気管支あたりがきゅうっと細くなる。その細さが胃腸あたりまで響く不快感になる。

私は色々なことを経て、不安を感じやすい性格だと自分のことを認知しているが、その不安の漠然としたバージョンなのだろうと最近思った。
それから、当たり前のことなのだが、感情に伴って身体に大きな変化があるのは改めて不思議な気持ちになった。
嫌なことばかりを考えれば、記載したような辛さ、切なさが身体をきゅうっと丸め込んでしまう。楽しいことばかり考えれば血の巡りが良くなりリラックスできる。当たり前の事象ではあるが、感情によって身体の状態が左右されるのはまるで小さいものに大きなものがとりつかれてるみたいだなぁと思った。そして、感情という概念的なものの輪郭が掴めたみたいで面白いなと思った。

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