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被災地で頂いた『おもてなし』

こんにちは。
災害ボランティア団体愛生です。
今回は
被災地で頂いた『おもてなし』について
投稿していきます。

矢田郷コミュニティセンター

私たちは地震発生時にボランティアが可能な
避難所を探していました。

知り合いの伝手もあり、石川県七尾市にある
矢田郷コミュニティセンターへ行けることに
なりました。

初めて避難所に入った時に感じたことは

【穏やかな施設】でした。

120人ほどの避難者がいたと聞いております。

そこで私は自分の職業(整骨院経営)を生かし
朝から晩までマッサージをさせて頂きました。

夜になって炊き出しの配布が始まり被災者達は
受け取りに行っていて、周りから口々に
『今日はカレーだぁ。温かくて嬉しいね。』と
言われていました。

すると、1人のおばあちゃんが近付いてきて
『兄ちゃんたちも貰っといで。美味しいで。』
と、声を掛けてくれました。

私は、被災地に行く前にニュースを見ていて
れいわ新選組の山本太郎議員が炊き出しを
食べて『どこで食べるカレーより美味しい』
とコメントをして叩かれたことを思い出し

『山本太郎みたいに言われたら嫌やから
 やめとくわー。』と返事しました。

その時はおばあちゃんも
『そんなこと言わんと食べなぁ』と言い
その場から去っていきました。

そのまま、マッサージを続けていると
施設の館長さんが近付いてきて
『カレーお取りしてますので
 食べて下さいね。体力が必要ですよ。』
と、言われてまた同じように

『山本太郎みたいになりませんか?』と
聞くと、館長さんがお話して下さりました。

『あんなニュースを流している報道の方が
 よっぽどおかしいよ。だって、被災地の
 僕たちができる感謝の気持ちはこんな事
 しかないのだから、その気持ちも考えて
 ない内容だよ。』

『食べて頂ける方が私たちは幸せです。』
『一緒に同じご飯を食べましょう。』

そう言って、私たちに温かいカレーを
下さいました。

その時に食べたカレーは山本太郎さんの
言うように
『どこで食べるカレーより美味しい』と
私も思いました。

被災地の人たちは本当にツライ想いを
されているのに、私達にまで気を遣って
下さるような、温かい人ばかりでした。

自分たちがもし大阪で被災した場合に
同じようにボランティアをもてなす事が
出来るのか考えた時に、無理な気がします。

あの時にお世話になった方々に感謝の気持ち
でいっぱいです。

この気持ちや、自分が受けたもてなしなどは
必ず大阪でも伝えていきたいと思います。

そして、私たちはその後の災害支援の際に
よばれた食事は全て頂くことにしました。

いつも最高のおもてなしをして下さる
被災地の皆様

『本当にありがとうございます』

必ずこの恩はいつの日かお返しします。

これからも一緒に頑張りましょう。

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愛生のつぶやき
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