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被災地で聞いた『政府への声』

こんにちは。
災害ボランティア団体愛生です。
今回は、被災地で聞いたリアルな声を
投稿していきたいと思います。


①石川県七尾市


私たちが初めに伺った避難所でことです。
2月になっても水道の復旧が進まず
生活に支障が出ている状態でTVの報道にて
『3月中旬には順番に復旧していきます』
『少しずつ水道が出る場所も出てきています』
という情報が流れました。

その際に、エントランスでTVを見ていた人達が
『何が3月中旬に復旧や。』
『七尾の方は全く水道業者も来とらんやんか。』
『間違った報道を流すな。』と怒りを露わに
しておりました。

結局のところ七尾市で水道の水が出るように
なったのは4月中旬で、出てきた水は到底
生活するために使えるような水ではなく
【茶色のような赤黒いような水だった】と
お聞きしています。

②石川県珠洲市


6月に伺った石川県珠洲市宝立という町での
ことです。
到着したのが夜中の3時半頃だったと
記憶しております。

夜道でもわかる程の町の荒れようでした。
(半年経ってもこの状態か…)と、考えながら
運転したのを今でも鮮明に覚えています。

朝、7時前にボランティアセンターが設置された
珠洲ひのきしんセンターに手続きに行くと
建物の前に仮設トイレがありました。

現地の方にお話を聞くと
『この辺はまだ水道は通ってないよ。』
『トイレだってどこも仮設だよ。』
『みんな共同で井戸水を使用している。』
と言われていました。

珠洲ひのきしんセンターの方と話す時間があり
その際に聞いたお話で印象的なものがあります。

【珠洲ひのきしんセンターの方】
数日前に、石川県知事が復興の目途を発表した。
完全に戻るのは10年後という発言をしていたよ。
今から10年復興にかかるって言われて誰が
地元で暮らしたいと思う?

石川県知事は金沢市に居ているから現地の気持ちが
全く分かっていない。
1週間でもいいから被災地で生活してみてほしい。
そうしたら、少しでも気持ちが理解できると思う。

大阪の万博?に力を注いでください?
訳が分からない。それより苦しんでいる人を救う
それが大切なことではないのか?

大体水道だって道に埋まっている水道管の修理だけ。
自分の敷地内で破損した水道管は自分持ちで直す?
そんなこと、被災した人間に言うことなのか?
いくらかかるのかも分からない。
何なら住み続けることが出来るのかもわからない。

水道管が直っても下水道は直ってないから水を
流すことが出来ない。
要するに、使用することが出来ないということ。

こんな状態で、希望を捨てずにどう生活していくのか。
政治家のお偉いさんたちに聞いてみたい。

そんなことを言われていました。

③石川県珠洲市の土砂災害に遭った方


10月に訪れた珠洲市でのボランティアの事。
大雨の影響により土砂災害に見舞われた地域の
民家の床下に溜まった泥の掻き出しに行きました。

床下に泥が溜まった状態で生活されている
家主の女性からのお話です。

【家主の高齢女性の方】
年明けに地震に遭って、家屋の倒壊はなかったけど
瓦が落ちて、水道が止まって何とも苦しい状況だった。
ここ最近少しずつ生活も慣れてきて、次は大雨の被害。

土砂が床下に入り込んで匂いもすごいよ。

何で石川だけこんなことになりよるんや。

毎日毎日、ボランティアの人が変わって来てくれるのに
日本の政府は何してるんや。

本当に薄情な人間たちや。
自分の事しか考えとらん。

ただ、【過激】やとか【口が悪い】とか言われとるけど
山本太郎だけは現地まで来て、作業を手伝って話を
直に聞いてくれよる。

何かできるとは期待はしておらんけど、気持ちは伝わる。
他の議員は何もしよらん。

国会でも被災地を気遣ってくれてるのは山本太郎だけや。
ああいう人が国会議員にならんと。

熱く話されていました。

④最後に

行く場所によって色々意見は違えど、政府や行政に
対しての不満を多く持たれていた印象です。

私は支持政党はありません。
ですが、YOUTUBEなどで見ている限りでは
【山本太郎】さんは本当に能登の事を思って
発言されている印象でした。

能登にばかり税金を使えないのは分かります。

ですが、同じ日本に住む仲間として
助けてあげてほしい。

現地を知っているからこそ、山本太郎さんのような
発言が出ると思います。

もっと耳を傾けて、現地の人が最低限生活できる程の
措置を取ってあげてください。

心よりお願い申し上げます。

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愛生のつぶやき
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