新しいコートを着て出かけた日に思ったこと
すっかり寒くなりましたね。
今年は新しいコートがほしい!と思って
9月くらいからずっと
ネットでコートを見漁っていました。
そして、ひと目見て
あ!これがいい!
と決めたコートが先日届き、
今日、そのコートを着て街に出ました。
本当に気分がよくて、
なんだか自信もついて、
今日の私はなんだか無敵だぞ?
と思いながら歩きました。
そこでふと気づいたことがありました。
「着る場面を一切考えずに一目惚れで
買ったのは学生時代以来だ」
「いや、学生時代は流行に惑わされて
自分が心からほしいと思った服は
着ていなかったかも?」
日本語学校に勤めていた頃は、
周りの先生と被らないように…とか
授業中動きやすい服で…とか
先生っぽい服を着ないとな…とか
自分が好きな服を選んではいるものの
どこか納得いかない…心から着たいと思えない
そんな買い物をしていました。
雑誌を見て、着回しを考えて、
仕事でも、週末でも使えそうな服を選んでいました。
でも、退職してからは
仕事で使うから…などと考えたりせず、
着たい服を買うし、この服を今シーズン着倒そう!
くらいの勢いで高頻度で着ています。
好きな服を着て、ごきげんな自分で過ごせている。
そんなことが今まで当たり前ではなかったのか
と、気づきました。それと同時に、
私はどれだけ周りを気にして、
合わせるようにしてきたんだろう…。
そう考えると、なんだかこれまでの生活が
とても窮屈なものに思えました。
好きな服は着られない
好きな髪色にもできない
時間も場所も縛られる
きっと、こんな状況の人って
この世の中にたくさんいて
みんなが自分を
「こういう格好じゃないとだめだよね」
という型の中に押し込めながら
生活しているんだろうなと思いました。
でも、私は、
お気に入りの服を着て、
好きな場所で、
自分のペースで、
好きな音楽でも聞きながら、
仕事がしたい。
周りの目を気にしながら、
一生懸命空気を読んで、
愛想笑いをして、
日々を消費していくのは
もう嫌だな。
街からの帰りのバスに揺られながら
ふとそんな風に思いました。
みなさんが今日着ている服は
ごきげんになれる服ですか?