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共感力は鍛えることができるのか?

黒川伊保子さんによると、女は共感力を求めるが、男には共感力がない。それが 男女のすれ違いを生んでいると言う。


その共感力の差は「男女の脳の仕組みの違い」が原因らしいが、そう言われると、諦めるしかないと思ってしまう。
ところが、ブレイディみかこさんのこの本を読んで、
「ひょっとしたら、共感力は訓練によって身に付けることができるのではないか?」と思った。

「エンパシー」と「シンパシー」と言う言葉があり、日本語ではどちらも「共感」と訳される。 しかしこの表現は微妙に違うらしい。
英語では、
「シンパシー」は、他者に対する同情や共鳴などの「感情 feeling」のことであり、「エンパシー」は他者の立場になったらどう感じるかを想像する「能力 ability」である。つまり「エンパシー」は能力であるから、努力により身に付けることが可能だ。

黒川さんの言う「共感力」も「エンパシー」であれば、獲得できる可能性がある。
男女のすれ違いは、脳の構造が違うから仕方ないと諦める前に、「努力すれば改善するかも!」と期待してもよいかもしれない。






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