たんぽぽ娘~ロバート・F・ヤング~
私が学部生の頃、読んだ小説の一冊である。
当時の私は、本を読むことが苦手であった。それを克服すべく、当時は短編小説を読み漁っていた。たんぽぽ娘はその中の一冊である。
記憶があいまいなのだが、ドラマを見ていた妹がおすすめしてきたことがきっかけである。購入するのが大変だった記憶はある。
アマゾンでも販売しているのでリンクを貼っておく。
この本は、短編集であるが、たんぽぽ娘以外は読んでいない。
当時は、この本に書いてある意味が理解できなかった。3回繰り返して読んでも理解できない。そこで、ネタバレではあるがネットでたんぽぽ娘の解説を読みながら理解した。
タンポポ娘のあらすじを書いて紹介したいが、ネタバレになりそうなのでやめておく。
しかし、すごくいい小説であった。10年前に購入したが、その本は、今でも一軍の本棚にいる。
たんぽぽ娘は、ロバート・F・ヤング先生が書いた本を伊藤典夫先生が翻訳した本である。洋書は、翻訳したものを読むのもいいが、原文を読み込む方が表現が伝わるので洋書で読んでみたい(10年間そう思ってそのままであるが)。
小説や本を読むことが苦手な人にこの本をおすすめして、貸していた。感想を聞くと、この本は借りるのではなく、自分で購入しないといけない本だ。と言われることが多かった。また、たんぽぽ娘以外の短編小説は読んでいない人がほとんどであった。それぐらい衝撃的だったのだと思う。
ぜひ一度、読んでもらいたい本である。
読みたい本は、たくさんたまっているのだが、読まなくてはいけない本がそれ以上にたまっている。趣味としての読書はしばらく無理そうである。