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【滋賀レイクス】2024-25シーズン 第1節 大阪エヴェッサ戦【展望】

いよいよ長かったオフシーズンが終わり、2024-25シーズンが開幕する。
滋賀レイクスの開幕節はホームでの大阪エヴェッサ戦。

いよいよ2024-25シーズンがスタート!

今季の滋賀は関西ダービー勝率5割以上を掲げており、最低でも1勝は不可欠。ホーム開幕戦を白星で飾り、今季最下位の下馬評を覆すためにも負けられない一戦となりそうだ。



1.今季の大阪エヴェッサ

今期の大阪エヴェッサは13人のロスターでシーズンイン。
うち6名が新規加入で、特に外国籍選手は全員が入れ替わりとなった。
また、2シーズンHCを務めたマティアス・フィッシャー氏に代わり、仙台から藤田 弘輝HCを招聘。滋賀と同じく、新たな体制で臨む1年となる。

昨シーズンの仙台はPACEが74.8とリーグでも上位となるアップテンポなバスケットを展開。3Pの試投割合は最も少なかったが、リバウンド数はリーグ2位。

その立役者となったのが、208㎝の長身でありながらスプリント力もあり、平均リバウンド12.0本と脅威の活躍を見せた、ウクライナ出身のヴォーディミル・ゲルン選手。今季は藤田HCとともに大阪に移籍しており、チームの屋台骨になるだろう。

また、オフェンスを牽引するのが前田HCも在籍した長崎からの移籍となったマット・ボンズ選手。2022年には長崎ヴェルカ(当時)で平均22.5得点、10.6リバウンド、4.4アシストの平均ダブルダブルと得点王に輝いている。
昨シーズンは19-20シーズンで在籍した川崎ぶりにB1でプレイ。日本4シーズン目なので、連携にも大きな問題はなさそうだ。

こちらは初来日となるが、新加入のライアン・ルーサー選手も高い実力を持った選手といえる。
昨シーズンは強豪トルコリーグでプレーし、平均11.7得点(2P:53.6% 3P:41.1%)、6.8リバウンド、1.4アシストを記録。ゲルン選手と同じく208㎝の長身だが、アウトサイドにも強みを持つストレッチフォータイプのビックマンだ。

一方、日本人選手も忘れてはならない。初の移籍となった牧 隼人選手も藤田HCの薫陶を受けた1人。琉球ではプレイタイムを落としていたが、188㎝とサイズのあるポイントガードで、ディフェンスに定評のある選手。まだ26歳と若く伸び盛り。大阪ではローテの一角として、活躍が期待される。

正ガードと予想するのはベテラン・鈴木 達也選手。169㎝とリーグ全体でも小柄なPGだ。フィジカルではマイナス面もあるが、21-22シーズンの滋賀戦では京都の正PGとして16アシスト(歴代5位)を記録するなどアシストに強みを持つ。ベテランらしいゲームメイクができる選手なので、バランスの良い布陣といえるだろう。

2.今節のポイント

予想マッチアップ

両チームともアップテンポなチームであることから、派手な殴りに合いになることが予想される。そのなかで、オフェンスの要となるであろうボンズ選手を如何に止めることができるかがカギ。

マッチアップとしては、カミングス選手やカーター選手が付くことになるだろうが、その場合はリバウンドで大きなビハインドを背負うことになる。

ゲルン選手が支配するインサイドを攻略することは容易くないが、この時間帯は森山選手や宮本選手の奮起に期待したい。

また、滋賀のSF陣はレイ・パークス・ジュニア選手とのマッチアップが想定される。昨年は平均8.8得点だったが、38%の高確率で決めてくる3P(平均試投数:3.5本)には要警戒だ。

バックコート陣はサイズやスピードの面で不利とはならないと思われる。復帰が予想される野本選手が確りとゲームをコントールして、フロントコートの不利を補いたい。

3Pは水物だが、勝つためには下振れを許容できる状況ではないだろう。ホームコートアドバンテージを背に、大阪に差をつけたいところだ。

3.Pickup Players(#77 森山選手)

今節のピックアップは森山選手。前述の通り、ディフェンス面での貢献は必須。とかくファウルが嵩みがちであるが、早々に2~3ファウルとなってしまうと攻守に影響が大きい。

レイ・パークス選手やボンズ選手相手にこの夏のフィジカルトレーニングの成果を見せてほしい。また、彼の3Pは会場の空気を変える。元祖・滋賀のスプラッシュブラザーズも最後の1人になってしまったが、チームを勢いづけるプレーに期待したい。

攻守に渡って貢献が期待される


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