【数字でみる滋賀レイクス】11/11-12 新潟アルビレックスBB戦
先週は頑張ってすぐに記事を出せたのですが、今週はゲームが楽しすぎて当日の更新になってしまいました・・・。今週はB1降格組である新潟アルビレックスBBとのホーム戦。
今期のレイクスの編成方針に「B1昇格経験者」というのがありますが、新潟は「地元出身者」にフォーカス。地域性が強いBリーグにとっては、愛着の湧きやすい方針です。
どちらもメンタリティ的なポイントを重視して編成を行った両チーム。
レイクスも順風満帆とは全く言えない状況ですが、それ以上に苦しんでいる印象の強いのが新潟だと思います。
ここまでの11戦は1勝10敗。
スタッツリーダーでは、今季から新潟に加入した若きポイントガードの高橋選手の活躍が光ります。また、新外国籍のイバーヌ選手もリバウンドランキングで7位。滋賀の最高はJBの8位(9.3本)ですから、決して悪い数字とは言えません。ではなぜ・・・?という点を数字からみていきます。
1.オフェンスの比較
まずは得点力の比較です。
滋賀は平均得点は14チーム中5位。オフェンシブレーティングはやや落ちて10位。対して新潟は平均得点、オフェンシブレーティングとも13位。
平均得点が70点を下回っており、オフェンシブレーティングも100を切っていることから、やや攻撃が停滞してしまっている傾向が見えます。
フィールドゴールの平均試投数でみると滋賀が67.8本(1位)に対して、新潟は60.6本(13位)と7本程度の差があります。一方、成功率でみると大差はなく、むしろ3P成功率では新潟が上。公式のGAME紹介ページにもあったように、高橋選手は3P成功率が50%(33/66)と圧倒的で、オープンで打たせてしまう展開になると苦しくなることが予想されます。
対して滋賀はリバウンド後からの得点やペイントエリア内での得点では強さを見せています。新潟は外国籍枠の1つをガードであるジョシュ・ニューカーク選手に使っていますので、インサイドで優位に立つことができそう。前節ダブルダブルの大活躍を見せたマイキーのハッスルにも期待がかかります。
また、新潟はTO後の得点が多くないですが、滋賀はTOがリーグ2番目に多いチーム。不用意に相手にチャンスを与えて、流れに乗せてしまうことがないように注意が必要です。
2.ディフェンスの比較
次にディフェンス面の比較。
天皇杯や開幕直後は当初は3Pの寄りが遅かったり、コミュニケーションミスが目立っていましたが、改善の傾向がみられています。前節神戸戦も失点は少なめ。当初は正直どうなることかと思いましたが、平均失点はリーグ5位、ディフェンシブレーティングは2位まで上げてきています。
新潟はアシスト数が少なく、得点は個で打開するような形になっている印象。しっかりとチームディフェンスで守り切りたい。
好調な高橋選手、昨季も活躍した若手のエース・遠藤善選手につくだろうガード陣は不用意なファールをせずにしっかりと対応したいところ。
このあたりはやはりTEEさんの活躍の期待大ですね!
3.注目選手
最後に注目選手として遠藤善選手!
高橋選手が素晴らしいので、髭は濃いのにやや影が薄くなっていますが、日本人得点ランキングでは平均12.1Ptsと堂々の3位!(ちなみに2位は福岡・谷口選手)
昨季も良いところでたくさんやられた印象があります。前期の平均得点は6.3Ptsでしたが、今期ほぼ倍増と飛躍!3Pも平均試投数3.4本→6.4本と大きく伸ばしつつ、成功率はほぼ変わらない34.5%。
二つ名の通り、スピードあるドライブも強みなので、中外ともに乗せると怖い選手です。
お互い降格組として、昇格のためには負けられない。加えてレイクスはホームで連勝して波に乗れるか。無理はしないでほしいですが、モータム選手が帰ってくる可能性もあり、そうなれば高さの面でさらにプラスの要素。
目指せ4連勝!Go!Lakes!