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【滋賀レイクス】2024-25シーズン 第3節 琉球ゴールデンキングス戦【展望】

敵地ブレックスアリーナで行われた、Bリーグ第2節・宇都宮ブレックス戦は滋賀の2連敗となった。

GAME1では1Qこそタイで折り返すも、2Q以降はじわじわと点差を離される展開に。前節のような3Qでの大崩れはなかったが、結果的には16点差での敗戦。
一方、GAME2は4Qのオフィシャルタイムアウト明けまでもつれる大接戦。最終的には13点差とはなったものの、昨シーズンの東地区王者を一時は追い詰めるゲーム運びを見せた。

試合自体は悔しい連敗となったものの、#25江原はフィジカルなディフェンスだけではなく、GAME2ではキャリアハイの11得点。随所で3Pを決めるなどブレイクの片鱗を見せた。

また、#17常田も安定したパフォーマンスを記録したほか、#16野本もキャリアハイとなる4本の3Pを沈めるなど、日本人選手の活躍が光り、結果以上に得たものは大きかった試合だったといえる。

今節は西地区の強豪である琉球戦。ホームの大歓声を背にシーズン初勝利をつかみたい。

今節の対戦相手となる琉球は22-23シーズンで西地区初のチャンピオンシップ制覇、昨シーズンは準優勝を果たしている強豪。
通算対戦成績は滋賀の6勝29敗で、最後に勝利したのは2020年1月15日。実に4年半勝ち星から遠ざかっている相手だ。

今季の琉球は例年にないほど選手が入れ替わっており、今村(名古屋D)、牧(大阪)、田代(千葉J)、ダーラム(メラルコ・ボルツ/比)など優勝を経験したコアメンバーが複数移籍している。

一方、チームの柱である#14岸本や#45ジャック・クーリー、昨シーズン加入の#4ヴィック・ローや#53アレックス・カークは引き続き継続。

また、この夏のNBAサマーリーグで76ersのメンバーとして平均13得点(7/14時点)を記録した新戦力の#12ケヴェ・アルマは、琉球でも4試合すべてにスターターとして出場し、平均22分の出場で12.5得点、5.8リバウンド、2.0アシスト、3P成功率40%の活躍。今季も引き続き分厚い陣容といえるだろう。

琉球の強みはなんといってもリバウンド。今季の平均トータルリバウンド数は46.0本でリーグ1位(滋賀は20位で33.8本)。

リバウンド王経験もあるクーリーの平均9.0本もさることながら、SF/PF登録であるローの平均9.5本が光る。アルマ、カークも平均して5本台のリバウンドをとっており、隙が無い。

琉球は3P試投数もリーグ2位(34.3本)だが、思い切ってシュートを打ち切れるのもこうしたインサイド陣の奮起の賜物といえる。
高さだけではなく、フィジカル面でも相当なビハインドを抱えるが、ここに「喰らいついて」いかない限り、勝利は得られない。

カーターの調子が上がり切らないことを踏まえれば、日本人選手の頑張りは不可欠。江原や森山、市岡はもちろんのこと、ここまでの4試合はすべてベンチ外だが、フィジカル面では滋賀の日本人選手トップクラスの#8宮本の復帰が期待される。

一方、琉球もベストな状況とはいいがたい。前節をアウェーで越谷と戦った後、10/16(水)に沖縄アリーナでEASLのメラルコ・ボルツ戦に臨んでいる。
EASLは外国籍2名ルールのため、アルマは欠場だったが、試合は4Qまでもつれたことで、クーリー、ロー、岸本のコア3選手はいずれも30分以上出場しておりコンディションはベストではないだろう。

また、今季名古屋Dから移籍してきた#3伊藤が怪我で離脱。
横浜エクセレンスから#47平良を期限付き移籍で獲得したものの、チームへの適応はまだ途上だろう。そう考えれば、滋賀にもつけ入るチャンスはあるかもしれない。

地力の高いチームであるため一筋縄ではいかないだろうが、ここまでリーグ1位のスティール数(平均9.5本)を記録しているだけに、フルコートでしっかりとプレッシャーをかけ、豊富な運動量を活かしたペースの速いバスケットで琉球の牙城を崩したい。

予想スターティング5は以下。
滋賀は前節活躍した、常田、江原の両選手が再度スタメンで起用されると想定。コンディションに問題がなければ、今節は宮本のベンチ入りにも期待したい。琉球は越谷戦と同様。

PickUp Playerはハビエル・カーター選手。
夏の間も米国の3×3の大会に出ていたことが響いているのか、宇都宮戦ではチームの速いテンポからやや遅れているように見えるシーンがあり、全体的に本調子ではないように思われる。

しかし、クーリーをはじめとした琉球の強烈なインサイドに抵抗するためには、当然日本人選手では歯が立たない。相手もベストコンディションではないと思われるだけに、奮起を期待したいところだ。

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