発音についての話
英語コンプレックスのひとつに、発音があると思う。
(わたしにはある)
日本人でもネイティブみたいに美しく話すひとはもちろんいるし、知ってるけど(羨ましい)、残念ながらわたしはそうじゃない。
だからといって、諦めたくもない。
わたしだってあんな風に喋りたい。ネイティブと間違えられるくらいになりたい(未だに)。
発音は大人になってからでも改善できるのでは、と色々調べて分かったこともある。目から鱗、感動したけど、それは、割愛する。
ていうか義務教育でそういうことを教えてほしかった(日本の英語教育は本当にひどいし改善すべきだとおもうけどそれはひとまずおいておく)
ハウスメイト(米、米、豪)のひとりが
「アオイ、富士山って言ってみて」
と、唐突に言った。
「富士山」
彼は、私の真似をして「富士山」と言った。
別のふたりも同じように「富士山」と言った。
「僕の富士山がいちばんアオイのに近いでしょ?
日本人の"ふ"は、FとHのH側だよね」
それは、とても興味深い一言。
私たち日本人にとって、"ふ" は、FもHも同じだけど
彼らにとっては違う、知っていたし、トライしてきたけど、そんなふうに自然に言われると改めて意識してしまった。
彼ら曰く、
「豆腐、とか、お風呂、とか、ほんと難しい」
TOHUじゃなくてTOFUって言いたいらしい。笑
そしてふと、こうも言った。
「日本人にTHのサウンドは難しいと思うけど、アメリカでも子どもが最後に覚えるのがTHだよ」
そんなこと考えたこともなかったし、イングリッシュスピーカーは誰でも普通に話せるものだと思ってたから、少し嬉しくなった。
てことは、わたしにもまだチャンスはある。
「日本では、TとAだと、"TA(た)" はセットでそれしかないけど、英語はそうじゃなくてもっと複雑だから、難しいよね」
そうなの、その通り。だから、苦労している。
でもそれを知っててくれて、言葉にしてくれてうれしい。
「これ、発音できる?これはネイティブでもかなり難しい発音のひとつ」
"Thousandths"
この最後の5ワードが全部子音なのが難しいところらしい。なんかそこまで意識したことなかった。
(そもそもこの単語を使ったことがなかった)
「Sandの"nd"と、Bathの"th"、さらに"s"
ネイティブでもちゃんと言えないからこれが言えたらみんなびっくりするよ」
と言われて、真似して言ってみたら
思いのほか褒められた。ヤッター!て思ってたら
「便利じゃないし、こんなほとんど使うことがない単語をなんで僕らは教えたんだ!」
って言ってたけど笑、それでもうれしい。
それに、この会話自体が貴重だと思う。
こんな会話、なかなかしないよね、
いい時間だったな〜
日本語にももっと母音があればよかったのに!
と強く思う今日この頃
今マスターしたいのは、「æ」
道のりは長い…