コクボアオイ
シェアハウスで起こるどうでもいいような愛おしいような日々のこと、
「もし誰にでも会えるとしたら誰に会いたい?」 という質問があるとしたら、その答えは18歳のころから変わってない。死んだじーちゃんに会いたい。そんな誰にも聞かれたことのない質問を自分にすることがたまにあってそういうときはすこしつかれていたり、悩んでいる、ということも分かっている。いまある問題(?)に答えを出すのはまだ早い気がするから、もう少し考察するつもり。答えが出るかも、答えがあるかもわからないけど。 でも、もし、本当に、じーちゃんに会えたら、わたしはなんて聞くんだろう、彼
上京して1年と11ヶ月が過ぎた。 東京に出てきてすぐに、初めての緊急事態宣言が出た。その後しばらくして職を失った。家族もいない、友達や知り合いも少なくて心細いなか、ありがたく頂いたお仕事とバイトをかけもちしてなんとか食いつないだ、2020年。 去年はなかなか悲惨な1年だった。ある朝、腰に異変を感じて突然起き上がれなくなった。でも働かないわけにもいかず、痛みを堪えて5日ほどがんばったところで仕事中に歩けなくなって病院へ行運ばれた(正確には自力で行った)。椎間板腰痛症、ヘルニア
きのうのメンバーは オーストラリア、フィリピン、ベトナム、ケニヤ、ジャパン(me) 今日のメンバーは チュニジア、フィリピン、ベトナム、ジャパン(me) という多国籍な職場で働き始めて1ヶ月(バイト) 楽しくて楽しくてしょうがなくて 前のめり気味に家での試作を試食してもらったりみんなに配ったりしてたら チュニジア人であるメインシェフが 提案があるんだけど、今ホールメインだけどキッチンにも入りたい? と声をかけてくれた。 It’s up to you. と言ってく
英語コンプレックスのひとつに、発音があると思う。 (わたしにはある) 日本人でもネイティブみたいに美しく話すひとはもちろんいるし、知ってるけど(羨ましい)、残念ながらわたしはそうじゃない。 だからといって、諦めたくもない。 わたしだってあんな風に喋りたい。ネイティブと間違えられるくらいになりたい(未だに)。 発音は大人になってからでも改善できるのでは、と色々調べて分かったこともある。目から鱗、感動したけど、それは、割愛する。 ていうか義務教育でそういうことを教えてほしか
It’s been few months since I wrote something on here. Can’t believe it’s already December. I wanted to write something, but I totally forgot what I wanted to record... 何か書きたくて久しぶりに開いたら、もう半年ぶりくらいだったことに驚いて何を書きたかったかわすれてしまったことにさらに驚いてる季節はもう、師走
COVID-19が蔓延し始めた頃、東京のスーパーから野菜が消えた。野菜だけじゃなくて、色々、消えた。 職場で賄いが出るので、最悪生き延びることができるだろうとそこまで焦らなかったけれど、何かしら対策を取る必要がある思った。 コレは、序章に過ぎない。いつ収まるのか、そもそも収まるかすら分からない。輸出入が途絶えるかも、物価が上がるかも、仕事を失うかも、物流はこのままなのか?このタイミングで地震が来たら? 色々なことを想像した時に、自分で作るのが1番だと思った。味噌と梅干しは
「オススメのドラマがあるよ」 同居人のKが言った。 「ママもパパも私のオススメはいつもイマイチと言うけど、これだけは面白いって褒めてくれたし、寮に住んでいた時の友達もみんな好きだった」 とりあえず、Netflixのマイリストに入れる。他にもいくつか候補があって、どうするか迷っているとシャワーを済ませたBが洗面所から出てきた。 「ヘイ、何観るか決まった?」 この3つかな〜とマイリストを見せる。BもKのオススメが好きだと言うので最初のソレに決めた。 とりあえずシーズン1のエピソ
午前6時50分。アラームが鳴った、止めた。 隣の部屋のシンガポール人のTのアラームで再び目を覚ます。7時半。もうちょっと寝たいけどTのアラームが延々となり続けているので起きた。ひとしきりベッドの上でうだうだしたあと、下に降りて日課であるキッチンの掃除に取り掛かる。 「Morning.」 素面のときは口数の少ないアメリカ人のGがいつもの落ち着いた口調で一言。水筒に水を入れて、お弁当を持って、出勤して行った。 キッチンの掃除を終えて、洗濯機をまわしていると、アメリカ人のBとオ
しばらく頭を抱えている問題がある。どうしようもないことに巻き込まれてもうずっと困っていて、憤っていて、哀しんでいる。ひとりで抱えられずに世界一信頼している弟に相談すると、私以上に怒って「君は悪くないけど、おせっかいかもしれないけど」と前置きした上でアドバイスをくれた。 その「お節介」とは私がずっと求めていた愛のある理解で、泣いた。 何か(や誰か)を理解することは愛なしにはとてもできないと知った。 その夜はどうにも落ち着かず、不安定のまま眠りについた。 翌朝もなんとなく元気が
2020年6月3日午前5時 昨夜は興奮して寝付けなかったというのに、なぜか目が覚めた。 そしてふと、文字を綴りたいと思った。 のだが、何を書こうかなと考えているうちに3日が経った。 うまくまとめようなんていう考えは捨てて、気の向くままに日々を綴ることにする。 世界がこんな状況になって、私は2ヶ月休業している。 そもそも、3ヶ月前に修行のために上京したばかり、だというのに。 落ちたり浮いたり憂いたり酔っ払ったり突然やってくる不安に押しつぶされそうになったり支払いに怯えたりを繰