【ゴルフスイング】スイングと頭の関係性!頭は動いても良い?
こんにちは
北海道で理学療法士をしながらゴルフを教えているしみずです。
今回は、スイング中の頭の動きについてお話ししていきます。
スイング中の頭について考えたことはありますか?
結論から言うと「頭は動いていいもの」と考えています。
今回はその動くとはどういうことかについて説明していきたいと思います。
よく雑誌などで頭を動かすなと言われていますが、体の動きの観点から考えると、動かさないように頭や首を固めるのは良くないです。
頭を動かさない、または、動かせないことでスイングにどのよな悪影響が与えられるのか一緒に考えていきましょう。
記事の一番最後に、実際に頭を自由に動かせるようになるための練習を紹介していきます。
興味がありましたらそちらも一緒にご覧ください。
今回の記事はスイングに悩んでいる方の大きなヒントになるかと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
スイング中の頭について考えたことありますか?
スイング中に頭はどうしたら良いか考えたことありますか?
頭を動かすな?上下するな?
~するなの視点はよく聞きますね。
なぜ動かすな理論が生まれたのでしょうか。
私は少なくとも頭は動きべきだと思っています。
考えてみてください。
人はなにをするにも頭は動きませんか?
たとえばどこかへ歩き出そうとするとき。
歩き出す方向へ目線をむけたり、足を出す方向へ目線を向けますよね。
他にも何かを取ろうとするとき。
取るものをみて、目線を取りたいものに向けて、物を取る。
というように、なにかしようとするとき目線が先に動いてから体が動きますよね。
人は常に動きの前に目線や頭が動くはずです。
ゴルフにおいても、一見動きが無いように見えても、ボールを見るという目的があります。
打ちたい方向へ目線を向けたり、打つボールを見たり。
ボールを見ながら体を回転させて、打つまでボールを見たり。
打った後はボールの行方を追ったり。
ざっと流れを説明した中でもこれだけ頭や目線は目的の中で動きがあります。
こんなにも目線や頭の動きがあるなかで、スイングの時は頭を動かさないようにする意識は本当に必要でしょうか。
プロ選手のスイングを見ると一見、頭は動いてないように見えますが、「動いてないように見える」だけで、本質的には動きがあります。
「ボールを見ながら体を回転する」という動きであったり、「頭と体を分離させて動かす」という動きがあります。
頭を本当に動かさないのであれば、身体と頭が一緒に回転するのが頭を動かさない事ではないでしょうか。
体に対して頭が動くことでボールを見るという事が可能になります。
体に対して頭が動かなければ、体と一緒に頭も回転していってしまいます。
ボールを見るという動きや、身体が回転するという動きが組み合わさっているのがスイングです。
身体が回転しても、ボールのことをずっと見るという事は、「体の動き」でもあり、「頭の動き」でもあります。
とても高度な動きだと思いませんか?
ゴルフはこれだけ高度なことをしているのです。
しかし、この頭と体を分けて動かせない人は多くいます。
バックスイングしたときにクラブを目で追ってしまって頭も一緒に動いてしまったり。
バックスイングを取ったときに頭が傾いて目線を水平に保てなかったり。
体の回転とともに頭も動いてしまったり。
こういうスイングはスイングが安定しません。
頭や目線が水平を保てないと体のバランスも崩れてしまいやすいのです。
頭と胴体の関係性
次に頭と胴体の関係についてです。
頭は常に動きを起こすときの方向付けの役割をします。
どこかへ歩き出すときや、何かを取ろうとするとき、誰かに呼ばれて振り向いて返事をするときなど、何か目的を果たそうとしたときには頭は目的の方へ向く動きをします。
上に何か目的があれば上を向く、下に何か目的があれば下を向く、そして目で確認をして運動を起こす。
何かに手を伸ばしたり、立ったり、歩いたり、振り向いたりと日常的な行為動作の中で頭と体の動きはとても関係性が深いものとなっています。
胴体部分をもう少し細かく分けると、
胴体の下部分の骨盤帯は「動きの力源」の役割を担っており、
胸椎部(胸回り)は「動きのつなぎ目」の役割を担っています。
頭が方向付けで、方向を認識したら、骨盤帯が動きを生み、胸椎部で動きを伝達し、多様な動きを作ります。
頭と胴体骨盤は目的を果たすためには特に重要な部分となります。
スイング中、頭と胴体は常に分離している
頭の役割や、胴体骨盤が動きにどのように関与するかが分かりました。
それでは実際にスイングではどうなるのか。
スイングの目的はボールを目標地点へ飛ばすこと。
スイング中の目線はボールを「見る」。
身体はスイングして打つ。
頭は常にボールを見ており、「見る」という動きします。
バックスイングでは体を「捻り」ますが、頭はボールを「見る」。
打った後でも、頭はボールの行方を「追う(見る)」、体は「捻られる」。
体を捻って、頭も捻る動きはしません。
頭は頭の役割、身体は体の役割があり、頭と体は分離して別の動きをしなければなりません。
目的は一緒ですが、役割は互いに違います。
頭は基本的に見るという役割があります。
ボールから目線を外すと、どこに振り下ろしたらいいのかわかりにくいのでボールを見なければなりません。
さらに目線の水平が保たれなくなると、体の動きのバランスも悪くなります。
頭は見るという動きの中で、胴体はスイングをしているという事です。
頭と胴体が分離できない弊害
頭と胴体が分離して動かなくなるとどんなことが起こるのでしょうか。
分離できないというのがどのような状態かというと、身体を捻ったら、捻った方向へ一緒に頭が持っていかれてしまって、目線がぶれることです。
ボールを見ながら身体を捻ることができずに、トップまで体を捻れない。
このような状態が頭と胴体を分離して動かせていない状態になります。
分離ができない弊害として、
・ボールを見れなくなる
・ボールに向かってスイングすることが難しくなる
・体が動きにくくなる
・スイングの力が弱まる
・スイングが不安定になる。
・頭を動かさないようにという意識で首が痛くなる
など様々な弊害が出できてしまいます。
分離して動かせない人は、身体を捻ったときに頭も一緒にぶれてしまうので、頭を動かすなという指導が生まれてしまったのではないかと勝手に思っています。
本当は、頭と体が分離して動かせていないから頭が体についてきてしまって頭が動いているのに、それを動かすなとされるともっと体を動かしにくくしていることになります。
ここで考えたいことは、頭を動かすなという事ではなく、頭と体を別々に動かせるようになりましょうという事です。
お互いに分離して動くことができれば、頭はボールを見て、身体は捻る動きが可能になり、一見頭が動いてないようなスイングができるという事です。
外から見えているものと、実際に起こっている事では全く違うことが多くあるので、そこの見極めが必要です。
例えば、右足の「べた足」問題。
スイング中は右の踵が付いたままとか、足の裏がべったりついたままとか、プロ選手のスイングを見ると、一見形はそうなっていますが、それは「型だけ」です。
その形の中に何が起こっているのかというと、「右足は地面を踏んで」います。
踏んだ反応で、足がめくれるのは問題ありません。
それを何が何でも足はべったり付けておけというのは、何を意図してなのかは分かりませんが効率的な動きとは全くかけ離れてしまいます。
このように、一見そうなってはいるが実際に何が起こっているのかをしっかり考える必要があります。
形はそうなっていても、実際に起こっている大事なことはそこではないという事が多いということです。
少し話がずれましたが、頭と体を分離させるという事が重要という事です。
大まかな、頭と体の話は理解できたでしょうか。
以上までが、無料の公開範囲となります。
つぎの内容からは実際に、身体と頭、頭と目線を分離して動かす練習、ワークをご紹介していきたいと思います。
練習内容については有料とさせていただきます。
頭、目線、身体を自由に動かす事は、スイングをさらに快適にするために重要な機能です。
その機能を練習できるレッスンを紹介していきたいと思いますので、もっと知りたいという方は購入していただいてお進みください。
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