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部室に自由帳を置いてみる

この記事はデジクリ Advent Calendar企画 2024 12日目の記事です。

デジクリは芝浦工業大学の創作サークルです。
デジクリについて、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

11日目の記事は 21st たここさんの「進捗報告をしないか?@ゲーム制作」です。こちらもご覧ください。


自己紹介

皆さん、初めまして。21th の青半です。DTM、イラストを中心に活動してる人です。最近ではアニ研さんとの縁もあり、DJをやらせてもらってもいます。

自由帳、それはクリエイティブの入り口

さて、早速本題に入るのですが、皆さんは自由帳を使ったことがありますか?

ショウワノート株式会社「ジャポニカ学習長 自由帳 白無地」


白紙をいくつか重ねただけのシンプルな構成ながら、「自由」が許されたその紙束は教室の隅で絵を描き続ける小学生たちの心をつかんで離しませんでした。

私が陰と陽の分岐点に立っていたころ、陰の道に進むことになった決定的な理由はこれだったかもしれません。

創作をする人間というのは、目の前に自由が許された空間があったとき、そこに何かを作りたいという衝動に駆られてしょうがなくなるものです。

そこで、私青半は考えました。

デジクリの部室に自由帳を置いたら、どうなるのか?

自由帳 降臨


ということで、置きました。自由帳を。ほぼ治外法権みたいな混沌にまみれたデジクリ部室に、自由が保障されました。本部室がいかにごちゃごちゃしているかは、上の写真の背景を見たら想像に易いでしょう。

今回置いた自由帳はCampus B罫のドット入り6mm×21行 50枚のノートです。
サイズ感はちょうど片手の手のひらに収まるくらいで、ノートというより手帳に近い感じです。

ここで早くも後悔

手帳じゃん。自由帳じゃないじゃん。

そうです。このドアホは自由帳などと宣っておきながら、自由を騙った紛れもない手帳を部室に置きやがったのです。
まあいいか、自由は保障したし。

ということで、以下には自由帳を実際において、1か月ほど放置した結果を記します。

1か月置いたものがこちらです。

お出迎え

まず、説明なしに自由帳をおいても部員たちは混乱するでしょう。ということで私もいくつか書かせていただきました。

はい。カス俳句とソーラン節の歌詞です。

ここらで察しのよい方は気づいたかもしれませんが、こちら、クソ記事です
これ以降、ずっとこんなペースで続いていきます。

不快に思われた方は、以下の素敵なイラスト作品を見た後、すぐにブラウザバックすることを推奨します。

素敵なイラスト作品

ということで、まずは素敵なイラスト作品たちです!
デジクリ イラスト班の名に恥じない傑作をご覧ください!

記念すべき素敵なイラスト1枚目!
ちょっと不服そうな顔をしてて、とってもかわいいですね!

2枚目も可愛い女の子のイラストです!
「目の比率ミスッタあああああああ」
と書かれてますが、よわよわイラスト班の私には、何をミスっているのか全然わかりません!どんどん行きましょう!

2枚続けての紹介です!
2人ともハスハスしてて、作者の癖も伺えますね!
最高ゥ!!


続いて参戦したのは一発書きの女の子!
うっひょ~~~!!!すげ~~~~~!!
あまりの画力に、大横転(大きく横転)をしている青半でした。

続いて、二次創作のコーナーです!!

二次創作ということあってか、作者のこだわりを感じるイラストですね!
以上が、自由帳に描かれた素敵なイラストたちでした!





【警告】
この先、どんどんひどくなっていきます。
先ほど言ったように、以下からの記事は本当にクソです。
この先を読もうというのなら、強い覚悟を持ってから進んでください。
覚悟がないのなら、今すぐブラウザバックすることを推奨します。




























































…いいですね?
































































本当にいいんですね?










































…いきますよ???

















































カスユーモア博物館

ここまで来てしまいましたか…
それでは、自由帳企画のB面となる作品たちをご覧ください。
まずはこちら。

カス・イラスト

カスー1 ネコチャン!
ネコチャンです。
こちら、何かわからない人のために説明すると、私が3秒で作り出したオリジナル(?)キャラクターです。
無邪気な笑顔、短すぎる尻尾、多すぎる足がチャームポイントのネコのような生物ですね。

これを私が部内で公開したところ、しばらくネコチャンしか言葉に発せなくなった部員が多発したため、小さな庭に収容したという経緯があります。

こいつが野に放たれてしまったため、カスー1として認定されました。

さあ、まだまだ序の口です。次に行きましょう。

カスー2 私
これは…おそらく私、青半ですね。
ピンポン玉で遊んでたときの瞬間を切り取られ、サイバーパンクに改造されました。
まさかこの企画で自分の二次創作が作られるとは思いませんでした。

これも自由が許されたからこそできる表現なのかもしれません。

次!


カスー3 ヒトデマンとスターミー
本来、ポケモンを書くこと自体はカスではないのですが、
今回この親子がカス認定されてしまった理由がいくつかあります。

まず、文脈がなさすぎる。

この記事の書き方だと、正しいページの順番がわかりずらくなってしまうのですが、このイラストは見開き3ページ目に、突然出現したのです。

あと、ヒトデマン・スターミーのファンがいたら申し訳ないのですが、
もうちょいかわいいポケモンおるやろ。なぁ。

確かに可愛くはあるんだけどね、見開き3ページ目に乗せるユーモアではない。まじで。

というわけでヒトデマンとスターミーはカス・イラストとして認定させていただきました。


カスー4 主線のないペットetc.

うーん…コメントしづらいですねぇ…

じゃ!!


おや…?これはシルエットクイズですね…
皆さんも予想してみましょう!





カスー5 シルエットクイズ
せいかいは….わに!!

というわけでカスー5に見事選ばれたのはシルエットクイズです。
シルエットクイズには予想外の答えが付きがちというあるあるもありますが、この作品には答えの発表前にすでにネタバレされているという革新的な一面があります。

というか…

こいつはなんだよ
さっきからちらほら出てきてたけど。

さっきのやつ

もしかしたら並べ替えればその意図がわかるかもしれません。
ということでページ順に並べ替えてみたものがこちらです。

カスー6 謎生物の合成
は?
ぱっと見ドラえもんのように見えなくもないですが…口元がなんかおかしい。

3ページも使って作者は何を表現したかったのか。
私は小学生のころから国語が苦手だったのですが、それがさらに悪化した気がします。

シルエットクイズなんてはるかに上回る謎を残したこいつをカスー6に認定します。


カスー7 季節外れのゼウス
殺伐とした記事に季節外れのゼウスが来てくれました!!!
ちなみにこの自由帳を置いたのは11月の話なので割と季節外れではありますね。
この記事が夏に公開されてたらどうしてたのでしょうか。
無駄に高い画力もさることながら、季節の概念も自由帳に取り込んでいて、素敵なイラストとなっていますね。

思えば、自由帳は今となっては記憶として残っているコンテンツとなっています。
過去の自由帳を見たとき、楽しく描いていたころの記憶、自由のもとに生きていたころの記憶が蘇ってきます。

このイラストは、季節を切り取ることによって素敵な記憶の解像度をさらに高めてくれているのかもしれません。

そう考えると、この作品はもしかしたらカスじゃないのかも…?
この人の作った他の作品を見れば、彼の本当に表現したいことがわかるかもしれません…!


では、次の作品、張り切って見ていきましょう!!!











カスー8 ネックスピナー
カスでした。時間返せ。

それはそうとこのイラスト、首の負担がひどそうなアクセサリー、無駄に多い色(青)のバリエーション、バケモンみたいな価格設定と見れば見るほどカスさがにじみ出てくる作品ですね。

ちなみに、この価格を累乗を使わずに表すと、10𥝱8000垓円。
加えて、今はだけなんと10%ONなので、11𥝱8800垓円となります。

見るだけで頭が痛くなってきそうですが、ここまで何個もカスを吸収してると、何が由来の頭痛なのか分からなくなってきます。



カスー9 ワンドロ(one second drawing)
頭と感情がぐちゃぐちゃになってきたところで、お次はとってもシンプルなイラスト。

ワンドロとは本来、1時間という限られた時間でイラストを描くというチャレンジですが、この作者はなんと、1秒でワンドロをしてくれたそうです!
今の所細いひじきにしか見えませんが、作者の今後の成長に期待ですね!


おや…?これはじゃんけんですね。
皆さんも次に出す手を考えてみましょう!








考えましたか?
では、じゃん…けん…!!











カスー10 じゃんけん
ああ~…このじゃんけんはすでに収益化されてたようですね…

あらゆるコンテンツに金銭が発生するこの時代では、じゃんけんに広告が付くのもおかしくはないのかもしれません。

そろそろ読者は私をぶん殴りたくなる頃でしょうが、一旦落ち着いて聞いてください。
私も全く同じ気持ちです。

だれか私を助けてください。







おや…?
助けを呼ぶ声を聞きつけて、誰かが来てくれたようですね…?









カスー11 アン〇ンマン・ヌード

破門です。二度と自由を語らないでください。









自由形

さて、だいぶ疲れてきましたが、次からはイラストという概念にとらわれない、正に自由を体現したような作品たちです!

ここまで読んでしまった人たちには一緒に地獄の底までついて行ってもらいます。

覚悟してください。


自由形ー1 クソ文
なんだこのクソ文。
と思った方、申し訳ございません。
というのも、この文章、一部私の手がかかっているのです。
一枚目、二枚目ともにほぼ私の寝言みたいなものなんですが…

あろうことかその寝言を書き起こした野郎が現れ、こいつが誕生してしまったわけです。

自由形、幸先が悪いですが続けていきましょう。

自由形ー2 ウボンゴの俳句
これは、ウボンゴの俳句(字足らず)ですね。
ウボンゴとは、一斉にパズルをはじめ、解いた順に「ウボンゴ!」と叫ぶボードゲームです。

株式会社ジーピー ウボンゴ スタンダード

パッケージの女の子がいい味出してますね

個人的に、ウボンゴはおすすめのボードゲームです。
皆さんもやってみては?


…ウボンゴの紹介になってしまったところで、次に行きましょう


自由形ー3 ルイズコピペ(るるせんver.)
これはルイズコピペをるるせんに置き換えたものですね。

ちなみに「るるせん」とは、デジクリ20th部長、るるたぁ先輩の愛称です。
るるせんへの愛があふれてますね~~~

でもこの密度で名前を書かれると、ほぼ呪いに見えなくもないです。
るるせん、夜道には気を付けてね

ちなみに、るるせんの書いたアドカレ記事もあるので、ぜひご覧ください!



2つ続いて宣伝してしまいましたが、次行きましょう!





自由形ー4 ガブリチュウの切れ端

おい、誰だ。ごみを張り付けたやつは。
奇抜なことすればアートになると思うなよ。

この自由帳それ自体がゴミ箱だというような酷い主張すら感じます。
いや?ここまでの流れを見たらほぼゴミ箱みたいなものなのか?

さて、次はどんなごみに出会えるのでしょうか?








自由形ー5 ごみ
本当にごみが来るとは思わないじゃん。

切って、そんで貼るな。もとに戻そうと足掻くんじゃないよ。
切ったものはもう戻んないんだから。
自由の名のもとに抗おうとするなよ。理に。

なんと破壊と創造が自由帳に生まれてしまいました
もしかしたら、デジクリにはシヴァ神が存在していたのかもしれません

破壊・創作サークル、デジクリを今後ともよろしくお願いします。

とはいえ創造部分がこれだけだと弱い気もするなあ



…と、思っていたら、早くも創作部分が顔を出してきました

一見、さっきのごみと何もかわらないような気がしますが、何か書いてあります

立体にしてね…?

折り目に合わせて立体にしてみると…?

なんだこれ。
と思って、次のページをめくったその時…!!


自由形ー6 ダイオヴグソクムシ

うわぁ、想像力豊か~~~~
自由帳を見て童心に帰ったせいか、童のような想像力でいっぱいの作品が来てしまいました。

でも、今の創作界、そしてデジクリにはこれくらい豊かな発想力も必要なのかもしれません。

…ということで、これが自由帳最後の作品となります。

こんなひどい記事を約5000字も読んでしまった皆さん、どうもありがとうございました。そして申し訳ございません。
どうか文句は言わないでください。

警告もしたし


まとめ


試しに自由帳を置いてみましたが、いろいろ素敵な作品が生み出された一方、こんな出涸らしみたいなものがたくさん集まるとは思いませんでした。

でも、よく考えてみれば、こういった脳の掃き出しみたいなことも、たまには必要なのかもしれません。
いわばブレインストーミングです。

いざ創作をしようとしたとき、クオリティの高いものを出さなきゃならないだとか、自分の作品を世に出すのが恥ずかしいとかいった思考が働くこともあるかもしれません。
私も、そういった固定観念に囚われて没になった作品がいくつかあります。

でも、いいんです。どんなに下手でも。大事なのは自分を表現して、それを胸を張って公開していくことなのではないのでしょうか。

今回の自由帳では数々のカスが生まれてしまいましたが、これは言い方を変えれば、参加した人がそれぞれ自由な表現ができたとも言えます。

そう思えば、今日自由帳を置き、自由な創作をそこに認めたのは決して悪いことではなかったのだと信じたいです。

また置こうかな、自由帳。
これがいつか、創作者の激励、そしてデジクリの発展に繋がっていくかもしれないから。

おわり。



































…ん?まだ作品が残ってる?
















右下…?
















んん??








ええ??



もしかして…

これ…!!!





パラパラ漫画だーーーーー!!!!!!!











明日(12/13)の記事は、川谷エクレールさんの「【徹底調査】スクラムって何?どう組むの?調べてみました!」です!
お楽しみに!


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