読書録「最長片道切符の旅」
これは北海道から九州まで、13,319.4キロの鉄道旅の記録だ。
昭和の名編集者であり、鉄道での旅を中心とした作品を数多く発表した著者の紀行文のひとつとなる。
最長片道切符というのは、鉄道ファンが「一筆書き切符」と呼ぶもので、同じ駅を二度通ることなく、最長のルートをたどるものだそうだ。
正直に言って、はじめは「はあ…そうなの?なにそれ」と思った。
最短ルートならともかく最長って…。
しかし読み進めていくうちに、これはすごいことだと感じいった。
ちなみにまだ国鉄の時代だ。