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頼りになるのはスマホだけ?!

「頼りになるのはスマホだけ⁈」を読んだ。
作者の真船佳奈さんに、感謝を伝えたい。
ありがとうございます。

おもしろかった。

インフルエンサーきえさんのストーリーズで拝見し、気になってすぐ電子書籍で購入。

タイトルがまず良い。

育児中は、いつ隙間時間が出来るかわからないし、
昼寝などで時間が多少できたとて、いつまた手が離せなくなるかわからないので、
大切な友人に気軽に連絡出来るような状況ではない。
赤ちゃんのお世話をしていると、夜中に何度も起きるし、旦那とも生活サイクルが違う。
なので、スマホを開くことが多くなる。
子どもは2歳半を過ぎたけれど、今もそうだ。

時間が出来たら、息抜きしたいのに、結局育児の記事をスマホで見てしまい、
出来ていないことが目についたり、
自分で得た知識で自分を責めてしまったり。

赤ちゃんと一緒にTVを見ている旦那に、
わたしはTVをつけるのは自分が料理や用事で離れるときだけにして、そばにいるときは一緒にちゃんと遊んでいるのにって腹を立てたり。

産後の話もすごく共感できた。
もともと大切で尊敬している旦那。
それなのに、
妊娠中から続く細切れ睡眠、授乳のたびの痛み、隙間時間は育児情報を検索、
将来のことまで考えて栄養、体調管理…
悩みまくり、
四六時中赤ちゃんと一緒のわたしと、
そうではない旦那との温度差を感じ、怒ったり泣いたりした。
立場が違うのだから、しょうがないことだとも思うけれど、あなたにだけはわかって欲しいんです…

そして育児で迷ったとき、悩んだとき、いちばん大切なパートナーには、コメンテーターのような正論は求めていない。話をきいて、頑張りを認めて労って欲しいだけだ。
悩みを解決しようとしてくれているのはわかるけれど、まずは受け止めてくれたら嬉しいのである。

自分が普段感じていることが、受け止めてもらえるようなコミックエッセイだった。

このコミックエッセイを読んで、息子が生まれたてのときの、今よりも不安な気持ちを思い出し、
よく頑張った、そして今も頑張っていると自分を褒めてあげたくなった。
真船さん、良くぞ書いてくれたなあ。

個人的には、「バスケがしたいです…」のパロディのシーンが1番好きです。


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