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はじめてのオンライン診療

息子の誕生日。今年も風邪をひいた。

その前からあやしかった。
息子は1週間ほど前から鼻水がひどく、
耳鼻科で薬を処方してもらった。
わたしも微熱が続いているが、なんとか持ち堪えている。
そこへ激務続きで出張帰りの旦那が加わり、なんだか一家でギリギリのところで踏ん張っていたのだが、息子の誕生日の3日前に旦那が発熱。
病院も発熱していることとすでに患者がいっぱいなことを理由に受付にて断られる。
そしてその日に今度は息子が39度を出し、
そのまま誕生日を迎えた。

10日くらいが過ぎ、
やっとnoteが書ける状態になった。
去年も誕生日に息子が風邪をひき、
丸3日寝られなかったのだが、
今年は経験値があがり、
少しだけ落ち着いて対応ができた。
今回何より助かったのは、オンライン診療である。

病院につれていくにも、
コロナ対策や感染症対策で、
発熱している場合、まず検査を受けなければならなかったり、
受付がいっぱいだと断られるケースもあり、
どうしようかと思っているとき、
ふとオンライン診療の存在を思い出した。

できれば直接お医者さんに連れていきたいが、
ぐったりしている息子を病院につれていって
症状を悪化させたくないし、
連れて行くにも大変な時間と段取りが必要になる。

勇気を出して、つかってみることにした。
アプリで症状などを入力し、受付依頼をする。

ほどなくして、オンライン診療受付の電話がかかってきた。
はじめてのオンライン利用で不安ななか、
高熱で不機嫌な息子が大泣きし、
パニックになる。
電話受付をしてくれている人に、
内容入力してあるんですけど、まだかかりますか?とキレるわたし。
あのときはすみません…

なんとか受付を済ませ、
しばらくしてアプリに通知がくる。
アプリに表示された診察時間をひたすら待つ。
そして、ついに診察のビデオ電話がかかってきた。

オンライン診療には不安があったが、
落ち着いた女性のお医者さまが担当してくれ、
不安なこともわかりやすく答えてくれる。
処方してもらった薬も、
以前近所のかかりつけ医でもらったものと同じものだった。

最寄りの薬局に薬を手配してもらい、
15キロの息子を抱えて薬局へ行く。

病院に連れて行くとなるとタクシーが必要だが、
薬局だけなら近所なので歩いて行けた。

オンライン診療、すごく便利だ。
システム開発に関わったかた、
賛同してくれたお医者さま、ありがとう…
そして、不安ななか、オンライン診療をつかってみた自分も偉いと、勝手に自分を褒めている。

無事に息子は熱が下がったけれど、
今度はわたしが熱が出て、
1週間後、自分のためにオンライン診療をつかったのだった。

しかし…子どもが風邪をひくと、
日中も夜中もずっと不安だし、うつるし、長びくし。
世のなかのママやパパがみんなこれをやっているのかと思うと、頭がさがる。
わたしもがんばろう。

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