これはよかった考え方
私、考え方とか結構好きです。
この前、すごく気にいった考え方がありましたのでご紹介します!
【思考のサイクル】
皆さんは「論理的に考えろ、もっと具体的に説明して、この前の経験を活かして、もっと自由な発想で」とか、言われたことはないでしょうか?
具体的⇔抽象的
論理的⇔思考的
私自身、これらを言われて、どれも重要とはわかっていても、「うまく使いこなせていない」感があったんですね。
たまたま思いついたときに、「ああもう少し論理的に考えてみよう」だったり、「具体的な例はないだろうか」といった具合です。
なんだんかランダムな感じがして嫌だったんですね。
そんな時以下のような考え方に出会いました。
これは井上達彦さん著『ゼロからつくるビジネスモデル』にて紹介されていたモデルです。
①Science
②Art
③Design
④Engineering
①Science (分析)
起きた物事を分析することです。表では「抽象度が高く、論理的」です。
抽象化とは要するに、物事の単純化。Scienceと名付けられたのは、科学者は「分析」に多くの時間を費やす傾向があるからです。論理の飛躍にも慎重で、分析から導かれる帰結を重要視します。
②Art(発想)
表では「抽象度が高く、思考的」です。
Art=芸術家。芸術は創造性のために、制約・ルールといった論理だてられた規定概念を打ち破る傾向があります。いわゆる「イメージ的」、「発想」的なものでしょうか。
③Design(試作)
表では「具体性が高く、思考的」です。
デザイナーは、まず具体的なカタチにしてみて、有効性を確かめる「試作」的な姿勢があるといえます。「発想を飛ばすために過度な分析はむしろ禁物」といった具合で、仮説を導き出します。
④Engineering(検証)
表では「具体性が高く、論理的」な段階です。
エンジニアの役割は、科学的な知見を実用化させるところにあります。抽象度の高いサイエンス的な知見を、具体的なモノのレベルまで落とし込み、「検証」します。
このように、具体と抽象、論理と思考をあわせ、それぞれの位置関係を示してくれております。
【SEDA人材、SEDAチーム】
著者井上氏は以下のような記述をしております。
”創造的なアイディアを生み出すためには、すべてが必要です。あるときは科学者、あるときは芸術家、またあるときはデザイナーやエンジニアのように振る舞わなければなりません”
ビジネスでも、プライベートでも、自身が何か価値を生み出す場面で、それぞれの振る舞いをすることで、より質の高い価値を提供できそうです。
一方で、これらは、人によりどのステージの考え方をするかは、向き・不向きですとか偏りが出てくることもある思います。
だからこそ、それぞれのステージの強みを持つ人が集まった「チーム」をつくることは有用でしょうか。
【回せ!SEDA】
よく「PDCA」を早く回すことが重要であるというと思いますが、
「SEDA」回すこともそれに近いことだと感じました。
集められるだけの情報・データは集め、分析・問題点の抽出をし、できる限り見えない部分を見える化する。それでも見えない部分を発想して仮説を導き出し、今度は導き出した発想をカタチとして試作していく。そしてそれが実際どうであるか検証してみる。
これらをできるだけ短いスパンで回していくことで、より高度な次元に昇華させられるのではないでしょうか。
今仮に問題にぶち当たっているとして、今自分はどの取り組みが足りていないのか、そもそもデータが足りていないのか、考えを深められていないのか、考えはあってもそれをカタチや商品にできていないのか、せっかくカタチや商品はあってもそれを市場に投入できていないので実際の反応がわからないのか。
その位置関係を把握することで自分のすべきことが見えてくるのではないでしょうか。
【インプット・アウトプット】
またこれは、インプット・アウトプットの関係性にも似ている気がします。
必ずしもインプットしたことって、理想通りにアウトプットできるとは限りません。
なぜなら、そもそもアウトプットすることは自分に腹落ちしていないといけないし、インプットしたものが相手や市場にとって、適切であるとも限らないからです。
だからこそ、インプットしたものは早くアウトプットして、その差を自覚し、補正していく必要がある。SEDA風に言い換えると、分析・発想したものを、早く試作・検証するという感じでしょうか。
【最後に】
以上、これはよかった考え方、思考サイクルでした!
こんな風に思考法ですとか、考え方って1つ自分自身にあると指針になると思うんです。迷った時のコンパスみたいに。それは「信念」みたいなものでもいいと思います。なにか自分の中にそのようなものがあることが、道しるべになり、自分を助けてくれると思うんです。
SEDA人材になること。
SEDAチームをつくること。
ある種目標として、頑張りたいと思います!
長々と読んでいただきありがとうございました!
また次のnoteでお会いしましょう!
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