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【第14回】Pythonでのデータ処理(リスト・辞書の活用)
Pythonでは、リストや辞書を活用することで、大量のデータを効率的に扱うことができます。
この記事では、Ubuntu環境でviを使いながら、リストと辞書の基本的な使い方について解説します。
1、リストの基本操作
リストは複数の値を一つの変数に格納できるデータ構造です。
# リストの作成
fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
# 要素の追加
fruits.append("ぶどう")
# 要素の削除
fruits.remove("バナナ")
# インデックスを指定してアクセス
print(fruits[0]) # りんご
2、リストのループ処理
リストの各要素を処理するには for ループを使います。
fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
for fruit in fruits:
print(fruit)
3、辞書の基本操作
辞書はキーと値のペアでデータを管理できるデータ構造です。
# 辞書の作成
person = {"名前": "太郎", "年齢": 25, "職業": "エンジニア"}
# 値の取得
print(person["名前"]) # 太郎
# 新しいキーと値の追加
person["趣味"] = "読書"
# キーを指定して削除
del person["年齢"]
4、辞書のループ処理
辞書のキーと値を処理する方法を紹介します。
person = {"名前": "太郎", "年齢": 25, "職業": "エンジニア"}
# キーと値を取得
for key, value in person.items():
print(f"{key}: {value}")
5、リストと辞書の組み合わせ
リストの中に辞書を格納すると、複数のデータを管理しやすくなります。
people = [
{"名前": "太郎", "年齢": 25},
{"名前": "花子", "年齢": 30},
]
for person in people:
print(f"{person['名前']}は{person['年齢']}歳です。")
まとめ
リストは複数の値を格納し、append() や remove() で操作できます。
辞書はキーと値のペアでデータを管理し、items() を使ってループ処理が可能です。
リストと辞書を組み合わせると、より複雑なデータ構造を扱えます。
Ubuntu環境ではviエディタを使ってPythonコードを編集し、python3 ファイル名で実行できます。
リストと辞書を活用して、データ処理をスムーズに行いましょう!