小説【kiseki】 第3章 だって私達はTEAMだから
この前初対面の方に、
「お仕事って何されてるんですか?」と聞かれ、思わず「コーチです」と答えそうになるぐらいには、コーチでいる自分が当たり前になってきている。
メンバーも増えてきた。チームの方向性も決まってきた。
自分の技術力と指導力を上げるために社会人チームに入り、コーチの研修も受けた。
無いものを数えても進めない。
今、自分にあるものをきちんと見つめ、足らないものを受け止めて、それを補う方法を考えよう。
とにかく立ち止まっている時間も悩んでいる時間も、今の私には全く無い