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漫画から学べること〜武器としての漫画思考より③


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時代におけるリーダーシップの変化と漫画


 リーダーシップを学ぶことにおいて、「インテグラル理論」の説明をする必要があります。


 インテグラル理論とは、時代が変わっていくにつれて、人や人が形成したグループ・集団の意識が、螺旋のように成熟していくという見方のことです。


 図で表すと、本の表紙のような物の形になります。図で表現している色にも意味合いがあります。


インテグラル理論
 ベージュは本能や生まれ持った感覚を重視する古代的な世界観で、呪術的な世界観のパープル、呪術・神話的な世界観のレッドと合わせて自己中心的な段階とされます。 秩序を生み出したり、目的を見つけ出したりするブルー、合理的な分析や戦力立案が可能なオレンジは集団中心的な段階です。

引用:THANKS GIFT 


 例えば、レッドの時代のリーダーを漫画で表現すると、「あしたのジョー」「北斗の拳」が該当するそうです。ブルーの時代は、「ドラゴンボール」「セーラームーン」。オレンジの時代「ONE PIECE」「NARUTO」が当てはまるそうです。


 レッドの時代の漫画は、暴力による支配や勝利が正義、周りからの注目を良くも悪くも浴びているのではないでしょうか。勝たないと死を意味していたり、国を取られてしまったりという世界観であれば致し方ない状況でしょう。戦国時代も該当すると思います。「北斗の拳」を私は読んだことがないですが、荒れ果てた荒野で戦っているイメージがあります。


 ブルーの時代の漫画は、レッドの時代から変化してきて、世の中が少しずつ秩序が維持できるようになっています。規律やルール、法律が出来てくるのも、レッドの時代があったからこそ生まれてくるものではないでしょうか。戦後の日本がGHQの支配下であれど、少しずつ力を合わせて、新しい日本を作り上げようとしていた時代に該当すると思います。「ドラゴンボール」では、敵だったキャラ(ベジータ、ピッコロ、魔人ブウ)も味方になることもあり、必ずしも敵は敵のまま倒されているわけではない。時には、フリーザやセルみたいに、味方にならず倒されてしまうレッドの時代のような部分はあります。しかし、最近フリーザが、短期間だけ味方になるストーリーが出てくるようになったので、これも「インテグラル理論」に基づく時代の変化なのでしょうか。


 オレンジの時代の漫画では、規律やルールはありつつも、人それぞれの自由や価値観の尊重を認める。その中で、どのような合理的に行動を取れば良いかと考えています。
 

「ONE PIECE」であれば、ルフィー「海賊王に俺はなる」


「NARUTO」
では、ナルト「俺はぜってぇー、火影になってやるっから」。


 自分の目標・夢に対して、周りから非難があったとしても、主人公は自分の言葉を信じています。それに向かうために、ひたすら行動をし続けています。目的を達成するためには、自分の足りない能力があれば、仲間にしてその人の能力を借りる。その代わり、自分ができることは全力を出して行動をして、WIN-WINの関係を築いています。起業家やアメリカの国では、このような意識下にあるそうです。


 今後は、相互理解や融和のグリーンの時代に突入するとのことです。グリーンの時代に該当するのが、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」です。
 グリーンの時代のリーダーは、自分がいる環境や状況によって、レッドやブルー、オレンジを使い分けられることが求められてくるそうです。「鬼滅の刃の炭治郎」が鬼を倒す時には、一時的にレッドの時代のように殲滅しに行動をしますよね。炭治郎は普段おとなしいですし、修業や任務に行きたがらない善逸を、どうにか感情をうまく乗せて行動しやすいように言葉かけをしていますよね。

 

 キャラクターをビジネスと絡めて深堀りをすると、奥の深さを感じました。何度も読み返さないと理解できないことばかりだと思っています。


 今度漫画を読む時は、下記の視点で読むと新たな気づきが生まれるかもしれませんよ。



 明日も同じ本をアウトプットとしていきたいと思います。



 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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