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小説の書き方_小説初心者のための伏線の張り方

こんばんは、碧木です。
2023年2月25日より「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」という小説を書いています。

毎週末お届けしている近況ノート、今日のテーマは「小説の書き方_小説初心者のための伏線の張り方」です。
小説を執筆している中で皆様も読者の皆様に楽しんで頂くために伏線を用意していると思います。

プロの方であれば完璧な伏線が張れると思いますが、私のような小説執筆2年生だと伏線を張るのも回収するのも一苦労です。
そんな伏線を私がどうやって張って、どのように回収しているのかをお伝えしたいと思います。これから小説を執筆予定の皆様や今苦戦中の皆様のお力添えになれれば嬉しいです。


それでは行ってみましょう!
※※以下はネタバレを含みますので、ネタバレを避けたい方は先に本編をご覧ください※※

《そもそも伏線とは?》

伏線とは今後起こる展開を読者の皆様にあらかじめ示唆しておく技法です。
伏線を張ることで読者の皆様に予想や想像をしながら読み進めて頂き、より物語の世界に入り込んで頂くことができると思います。

《伏線の種類》


個人的には伏線には主に2つがあると思います。

①物語の重要な設定を含んだ伏線

物語を構成する上で、いつどのタイミングで回収するかが決まっている重要な伏線です。
私のような初心者でもこれは絶対に拾うぞ!とガチガチに決めている伏線です。
5話 あの日の約束2-遠水近火を救わず-で登場させた『探しもの』というキーワードを打ち明けるタイミングは珠川河川敷爆発事件について打ち明ける時とずっと決めていました。

※判明するまでに50話かかるというのは想定外でした・・・(汗)

②読者の興味を引く小さな伏線

軽微な伏線については会話の中に仕込みがちです。大勢には影響がないものの、あえて意図させるような台詞を書いています。

『お前が本気を出さなければならないくらいに』
11話 巡り合う運命1-竿竹で星を打つ-
この”本気”とは第二解放を指しています。

この場面以外にもたくさんの伏線と共に物語を展開しています。

《伏線の回収方法》

私のような初心者が伏線を張ると、①のようにいつどのタイミングで回収するかを決めている場合だけではなく、伏線をどのタイミングで回収しようかを決めていない時もあります。
実際に②で出している伏線について、第二解放を発動していたから柊のダメージが大きかったことは、澪と永遠がつばめヶ丘の夏祭りで出現した怨霊の浄化に向かうシーンでの会話の中で発覚します。

「え?でも、遠足で紫の炎の怨霊と遭遇した時、柊の攻撃を受けてふっ飛んでましたけど・・・?」
「ふっ飛ばした・・・ですか?それは雷刀で?」
「いや、雷刀を発動したのはその後っす。だから殴り飛ばしたのか、蹴けり飛ばしたのか・・・俺はその瞬間は見ていなくて」
「・・・橘さん、いくら柊さんが訓練をしているとは言え、高校生の筋力で上位ランクの怨霊をふっ飛ばすのは不可能です。戦闘の後、身体に反動が来ておりませんでしたか」
「そう言えば・・・しばらく体調崩していました」
「おそらく、無理矢理第二解放を使ったんでしょう。限定解除して雷針を使ったと考えれば腑に落ちます」

41話 交錯する思い4-人と屏風は直には立たず-より

実は、張った伏線の意味や意図を後の展開で変えることもあります(笑)
過去の自分が張った伏線を未来の自分が利用しているとも言えるでしょう。
展開の微調整は必要ですが、より良い展開にしたいので柔軟に変更しています。
今まさにこの展開を執筆中なので、実際に公開しましたら改めてネタバレ回として近況ノートを書きたいと思います。

《伏線を張るために大切なこと》

大切なのは未来の自分のために伏線を仕掛けておくこと。
そして仕掛けた伏線を物語の完結までに回収することです。

物語を良くするために展開の微調整があり、想定していたところで拾えなくなってしまうことなどがあると思います。
しかし、怖がって伏線を張らないとなると、小説の深みがなくなってしまいます。私のような初心者でも勇気を持って伏線を張ることが大切です。
その伏線を有効的なタイミングで回収できるように日頃から自分の小説を読み返すことが大切なのかなと思いました。

《最後に・・・》

本日も読んでくださり、ありがとうございました。
私が書いている平安時代の転生者✕現代日本のバトルファンタジー小説「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」にも興味を持って頂けたら嬉しいです...!
よろしくお願いします。

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