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国家公務員という選択肢

皆さんは就職について、どのように考えていますか?
考えたくない、、、という人も多いと思います。
ほとんどの大学生が通り、かつほとんどの大学生が悩み、苦しむのが「就職活動」というイベントです。

そこで今回は、就職の1つの選択肢として「国家公務員」をピックアップし、紹介したいと思います。
というのも、中の人は2024年度の国家公務員試験を受けており、来年から某省庁で働くことになっているからです。

公務員というと「お堅い」「勉強がだるい」「仕事がつまらない」といったネガティブなイメージを持つ人も多いと思います。
当たっている部分も確かにあるのですが、、、公務員にも沢山の選択肢があり、沢山の魅力があります。
今回は公務員の中でも「国家公務員」という選択肢について、メリットデメリット含めて紹介できたらと思います。
地方公務員や警察、教師なども公務員の1つですので、興味があればそれらも調べてみてほしいです。



①国家公務員の仕事について

公務員というのは「国民の生活の質の向上」を目的として働く職業です。
「モノやサービスを売って利益を得る」ことを目的とする民間企業との大きな違いはここにあります。
国家公務員とはその名の通り「国に仕える」公務員です。そのため、国が行う事業に直接携わることができます。
省庁の数は1府12省庁の計13あります。もちろん、各省庁によって仕事内容は異なってきますが、「自分の働きが直接国民のためになっている」というところは変わりません。

また、国家公務員は法律に関与する仕事も多くあります。
法治国家である日本において、法律は絶対的なルールです。その法律を作ったり改正したりできるのは、国家公務員だけです。他の公務員とはここが大きく異なるとも言えます。
中の人は「法律を作れるってすごくね?」と思い、そこから国家公務員に興味を持ちました。


②どんな人が国家公務員になる?理系でもなれる?

国家公務員、というか公務員には文系出身の人が多いイメージがあると思います。
デスクワークが多め、法律の知識が必要、etc、、、こんなイメージを持っていませんか?
そのイメージは間違ってはいません。ただし、理系の人も公務員になることはできます。
国家公務員は先ほども書いたように、国の事業の全般を担っています。国の事業には当然、理系的な専門知識が必要とされる事業も数多くあります。
そのため、文系の人に比べると数は少ないですが、公務員には理系の募集もあります。倍率は文系の募集に比べて低めなので、狙い目だったりもします。

③国家公務員の特徴〜メリット編〜

まずはメリットからいきましょう。箇条書きでつらつら書いていきます。
・自分の仕事が直接国民に還元される
・国の事業全般を担うため、仕事の幅が広い
・法律を作れる(中の人の一押しポイント)
・国内だけでなく、海外でも活躍の場がある(COPなどの国際会議への参加や、各国にある大使館での仕事など)
・13個ある省庁の中から、自分の興味のあるところを選べる。
・福利厚生や給料面などの安定感(公務員全般に共通)

④国家公務員の特徴〜デメリット〜

当然デメリットもあります。こちらも箇条書きでいきます
・(大分改善されているらしいが)年功序列の面が強い
・(大分改善されているらしいが)給料がそこまで高くない
・2〜3年での部署異動が多い
・副業が禁止
・就職活動では勉強(座学)が必須

⑤中の人が思う、国家公務員の魅力や懸念点

最後に、実際に国家公務員を志望した僕からみた、国家公務員の魅力や懸念点を少し書いてみようと思います。実際に働いた経験があるわけではないので、その点はご了承を、、、

国家公務員の最大の魅力は、仕事のスケールの大きさと幅広さだと思います。
国家公務員になると、国が行う事業の中枢に関わることができます。
自分の判断が国の将来に影響してくる、ほどの重みはありませんが、日本の方向性を決める業務に自分が携われるというところに僕はすごく魅力を感じます。
また、活躍の場も広いです。僕は理系の技術職として国家公務員に内定を貰いました。そのため、入った後はもちろん理系的な知識が必要な仕事をメインで行います。ただし法律に携わったり、国の外郭機関に出向したり、海外に行ったりと様々な仕事に関わっていく予定です。
余談ですが、東北大学のスタートアップ事業化センターには僕が内定を貰った省庁から出向してきている方がいらっしゃるんです!その方は、大学発のベンチャーを支援するという仕事をしているそうです。やっぱり活躍できるフィールドが広いんだなぁと感じます。

逆に懸念点としては、就職活動が少し大変というところにあると思います。
まず、座学の勉強は必須です。中の人は細々とですが、半年間くらい勉強を続けました。これはかなりしんどい作業でした。
また、公務員試験は期間が長いです。試験開始〜内定まで、だいたい3ヶ月くらいかかります。勉強や説明会への参加などの準備期間を含めると1年〜半年は費やす人が多いようです。民間に比べると、この辺はしんどいポイントかなと思います。

⑥最後に

今回は、国家公務員という選択について、実際に公務員試験を受けた中の人からの意見を書いてみました。
就職活動というのは大学生活の1大イベントです。誰もが通る道であり、誰もが悩むものだと思います。
就職にはそれこそ無数の選択肢があります。民間企業への就職はもちろん、修士や博士の過程に進む道だってありますし、自分で会社を立ち上げる選択肢だってあります。そのどれを選ぶか、迷うのは当然だと思います。

この記事が、自分の進路を決める一助になれば嬉しいです。

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