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十三夜

名残の秋だと言われても、まだ秋が始まっているのかどうかもおぼつかない。

栗名月の夜は空を眺めながら帰った。
特に薄を飾ることもしないし、行事らしい行事もしない。月は主にぶらぶらと家に帰る間に眺める事が多い。子どもの頃から、何かに行く途中か帰ってくる途中か。

姉から薄の穂がまだほわほわになる前のがたくさん出ていたと写真が送られてきた。
丁度十三夜で栗名月だと伝えると、見てみると返事が来て、しばらくして、乱視だから丸く見えない。と返ってきた。同じくで、ぼんやりだねとこちらからも答える。


最近お気に入りのほわーっとしたおっとり系のティーカップ。昔の日本のもの。

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するすみ
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