若者に「老害」だと思われる人の特徴
皆さん、こんばんわ蒼葉レイです。
普段は大学生の視点でお話するZ世代のSNS事情や不登校を経験した自分だから話せる教育やメンタルの話を発信しています。
今日は最近よく聞く「老害」について、大学生の視点から考察してみます。
そもそも老害とはどんな人のこと?
若者のアイデアに否定から入る
新たなアイデアに対して、疑いの目を持って評価すること自体は駄目なことではありません。
何故なら、新しいアイデアや新たなイノベーションを伴う産業には様々な欠陥が生じることがあるからです。
しかし、「疑わしいから」といって、そのイノベーションの本質や構造を理解する努力を放棄することは、「人としての衰退」を招きます。
また、一度、「この人に話してもちゃんと自分の意見を聞いてくれない」というように思われると、「次からはこの人には話さないでおこう」となり、新しく良いアイデアと接する機会を失うことに繋がります。
まずは、自分の価値観を押し付けるのではなく、「面白いアイデアだね!」と、相手のアイデアへのリスペクトを伝えた上で、気になるところは「ちょっと質問してみても良いかな」と、疑問点や不安な部分を聞き出すというのがおすすめです。
そうして、「もっとこうすれば、良くなる」という改善点を相手から引き出すような質問を行えれば、「この人は真剣に自分の意見を受け止めてくれる」という印象を与えるのではないかと思います。
これは決して、「若者の意見は優れている」というシンプルな話ではなく、一度意見を受け止め、対話することが「老害問題」を引き起こさない合理的な選択だということです。
老害だと思われる人は「言葉遣い」が良くない
一回り以上離れた若者と接する時は「敬語」で接することが基本です。
これはあくまで親しい関係になれば、タメ口で構いませんが、いきなりタメ口で話されると、場合によっては偉そうに感じることがあります。
こんな意見はある世代にとっては「若者が偉そうに!」と思うかもしれませんが、「若手に好かれたい」という考えがある人は実践してみても良いでしょう。
なぜ、老害問題が発生したのか
そもそも昔はここまで老害問題は取り上げられかった、というか声高に意見する機会は与えられなかったと思います。
勿論、世代間ギャップは昔からあったでしょう。
それでは、なぜここまで若者の意見は尊重されるようになったのか。
日本において若者の意見が尊重されやすくなった背景には、いくつかの重要な要因があります。
まず、人口減少が挙げられます。
日本では少子高齢化が進行し、若手人材の数が減少しています。この現象により、企業や社会全体が若者の意見やアイデアをより重視するようになりました。
減り続ける若手人材の獲得競争の中で、若手が共感できる労働環境の整備が必須の課題となっています。
次に、日本経済の停滞が影響しています。
過去30年間、日本経済は成長が停滞し、中高年層が中心となっていた従来のビジネスモデルでは限界が見えてきました。
このため、若者のイノベーションや新しい視点を取り入れることが求められるようになりました。
若者はデジタルネイティブであり、新しい技術やトレンドに敏感です。これにより、企業は若者の意見を積極的に採用し、競争力を維持しようとしています。
これらの要因が相まって、若者の意見が尊重されやすくなっているのです。
若者の視点を取り入れることで、社会全体がより柔軟で革新的な方向へと進むことが期待されています。
皆さんいかがでしたか?
「老害」という言葉は世代間の対立を煽るという理由で、批判的に解釈する人もいますが、個人的には今までの人間関係や年齢差別を見直す良いきっかけになるのではないかと思います。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。