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オタクを取り戻せ ~情熱を維持するための三大要素~

サムネの画像は15年ほど前、20代の頃の自室。これくらい物量があると「お、こいつオタクだな?」みたいに思われるんじゃないでしょうか。実際、あの頃は自信満々でオタクを名乗っていました。ゲーマーとして家庭用はもちろんアーケードSTGにエロゲ、加えて攻略・レビューのホームページ運営をして布教も欠かさず。
しかし30代になって結婚・育児・仕事と忙しくなり、続けてたのはフロムゲーくらいになっていました。10年ほど一般人になってたレベル。
そのあたりの人生イベントが落ち着いて自由時間が取れるようになってきた今、ちゃんとオタクと名乗れるようになりたい。

では、戻るためにはどうすればいいのか。
オタクを維持するには①インプット ②アウトプット ③コレクション の三大要素が重要というのが個人的な持論です。
いずれかでも欠けると維持しづらい。もちろん人によって例外やバランスはあるので、各要素について深堀りしていきます。

①インプットが足りてない

これは誰にでも当てはまる要素かと。漫画・アニメ・映画・ゲーム等々、趣味のジャンルは無数あれど、まずは作品を摂取することから全てが始まる。
ただ、摂取するためには時間も気力も必要。さらに年を取れば人生経験に伴い新鮮味もなくなってきます。

一時期こんな話がXでバズりましたが、自分もこれに陥ってました。
それをふまえ、インプットについては以下の対策を取っています。

・新しいジャンルを開拓する
育児期間に息子の興味に合わせて仮面ライダーとポケモンを履修したので、広く浅くという点では問題ありませんでした。特にゲーマーとして、任天堂のゲームの質の高さを知ることが出来たのは良かった。
その代わり自分自身の好きなジャンルに特化とはいかなかったので、最近ようやくそこに手を出し始めた感じ。その結果がVTuber沼ですよ。

・昔ハマってたものを再履修する
無理に流行を追う必要はない。芸術をはじめとして、どれだけ昔の作品だろうが良いモノは良いモノ。
いま、これを頑張ってます。頑張るといっても大げさなことではなく、学生時代にハマってたものを改めて履修してる。HELLSING・幽白・るろ剣を漫喫で全巻読んだり。
大人になるとまた感じ方が変わるのが楽しいし、なにより”昔の自分に戻っていく感覚”があります。
最近VTuberさんのレトロゲーム配信が多い印象がありますが、20代後半~40代のターゲット層を狙う意図はもとより”オタクとしてのノスタルジーをくすぐられる”からという点も大いにあると思ってます。

②アウトプットが足りてない

一時期モチベが底に落ちていた要因として、自分はインプット以上にこの”アウトプットの欠如”がありました。
オタクにもタイプがあります。絵や文章を見るのが好きな人・書くのが好きな人・ゲームをやりたい人・ゲームを作りたい人、その他もろもろ。バランスとしてどれかに偏りはするけど、誰もが様々な要素を内包していると思います。
で、自分は”とにかく摂取しつつ、布教もしたいタイプ”なんですね。何か創りたいとは思わない(思い付いても妄想で自己完結する)、それより自分なんぞの妄想を遥かに超えた他人の作品が見たい。かつ、気に入った作品は布教=共有したい、拡散したい。
布教の方法にも色々ありますが、自分はこのnoteのように文章を書くタイプでした。その要素が欠ければ、そりゃバランス悪くなるな、と。
言い訳すると、もともとはゲーム紹介・レビューを書いていたんですが、今はゲーム紹介なんて文字媒体でなく動画で見れば一発で分かる、という時代なので文字で書くモチベを感じなくなってしまい。今は幸い、VTuberという新しいネタも出来たし、noteというプラットフォームを見つけることができたので、モチベが復活した経緯です。

どうやって・どの媒体で出力するかはもちろん人それぞれです。それこそ代表的なのはSNSですね。文字なし・画像だけでもいいし。
アウトプットした結果について、数字はもちろん欲しいけど、固執して求めるかどうかはやはり人それぞれ。
自分はあくまで”頑張った感”が出せればよくて、そのハードルがかなり低いので、この記事も後で見返して自己満足できると思う。そこは我ながら得な性格というか、まさにそういうタイプということですね。
また、出力すること・その過程で”頭の中が整理できる”という副次的な効果も大きい。むしろそのためのアウトプットといっても過言ではない。

③コレクションが足りてない

オタクはコレクションを極力捨ててはいけない。これはもう結論です。
自分の失敗談から話すと、百本以上持ってたエロゲの箱(パッケージ)ほぼ全て手放したんですよ。
PC上に残ってるからまあいいか、と当時は気楽に考えてましたが、結果的にほぼ起動しなくなった。
やっぱ、そういうことじゃないんだよなと。目に見えるモノとして存在していないとダメ。
人間は忘れる生き物なので、目に止まらないと意識しなくなる→思い出さなくなるんですね。
逆にモノに溢れていれば「そういえばこれあったな」と興味や思い出すキッカケになる。
またアウトプットする人であればネタ・資料として残しておくと有益な物が多い(ネット上で消えてしまった情報のなんと多いことか…)

先ほどアウトプットの話をしましたが、コレクションに偏ってる=コレクター気質であればアウトプットがなくてもオタクを維持できるとは思う。むしろそういう人の割合のほうが大多数な気がする。
事実、ゲーム・ポケモンオタクで腐女子な自分の嫁さんなんかは、インプットとコレクションだけで肌ツヤツヤに生きてたり。その代わりグッズの箱と同人誌で物置ひとつ埋まってますが。我が家の絶対不可侵領域。

まとめ

インプット:アウトプット:コレクションの比重は、本当に人それぞれです。
自分の場合、インプット7:アウトプット2:コレクション1 くらいですが、それこそクリエイター側の人なら  4:5:1 だったり、コレクターなら 5:0:5 が多いかもしれませんね。
各々がもつバランスの黄金比が崩れた時、オタクとして空虚になってしまう可能性があるのだと思います。モチベが下がってしまったときは、このどれかの比率が足りてないと考えて、意図的に比重を上げるなどでバランスを保っていきたいなと。

補足:環境・コミュニティについて

必須ではないけど、趣味の同士が集まる環境に入れるならなお良し。
学生時代に部活をやってたり、それこそ仕事の職場で実感してる人は多いと思いますが、人間の能力は環境に左右されます。
モチベを保ちたかったら、モチベの高い人が集まっている環境に身を置くのが一番。オンラインでもオフラインでもいい。

自分でいえばゲーセン仲間とはオフでも連絡を取っていたんですが、エロゲ界隈のネット民との関わりはここ10年でさっぱり途絶えてしまい。皆どこに行ったのかと思えばVTuber界隈に集まってんだもんな。「お前ら、そこにいたのか! 教えろよ!!」と。いや離れてた自分が悪いんだけど。
コミュニティとしてのVTuber界隈のありがたさ、はそれだけでひとつ記事が書けるボリュームになりそうなので今回は言及しませんが。
直接の関わりがなくても「いつも居るあの人、オタ活頑張ってんな」ってのが見えるコミュニティにいるだけで、こちらのモチベも上がるというものです。
そういう環境に身を置き続けることも大事にしたいなーと思う次第。

VTuber六原小森さんの影響でXでの交流が活発になった図
マジで感謝しかない


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