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【VTuber】六原小森 2ndオリジナル曲『夜雨』紹介-解説
VTuber六原小森さんの1/6誕生日にあわせて、
2ndオリジナル曲 『夜雨-よさめ-』が公開となりました!
歌・イラスト・動画:六原小森
作曲 / MIX:山下僚海
https://www.tunecore.co.jp/artists?id=771215&lang=ja
作詞 :宮谷空馬 @ku_M1Y4T4N1
ロゴ :(有) @you__design_
1stオリジナル曲『夜更』からちょうど1年を経ての2曲目となります。
繊細でありながら強い感情のこもった歌声。緩急のあるサウンド。その中でも滑舌の良さを活かした"急"のパートの盛り上がりは格別です。
そこに自身で作成されたイラスト・動画が違和感なく重なり、歌詞のイメージを強固にしていることで"六原小森という世界"を感じさせる曲となっています。
夜更でも同様に存在していたその世界観が、夜雨ではさらに色濃く感じられます。
より深く楽しむために:「ProjectNO.6」について
以降の文章は、『夜雨』を純粋な楽曲として捉えるだけでなく、歌詞と映像の内容を掘り下げるための解説となります。
本楽曲に確固とした世界観を感じさせられる理由として、Project NO.6『GambleЯ』第二部テーマソングとして作られている背景があります。
Project NO.6 ▶︎▶︎▶︎ Vtuber六原小森と、その過去・ルーツにまつわる小説『GambleЯ』が同時並行的に更新されていく《物語連動型Vtuberプロジェクト》です。
まずProjectNO.6というプロジェクトがあり、そこに紐づいてVTuber六原小森さんと小説という要素が絡み合っている構造。
そのため、夜雨の歌詞・映像を読み解くにあたって、小説の存在は避けて通れません。
小説:GambleЯ (六原小森の過去・ルーツの物語)における時系列
第一部(完結):生前~0才
第二部(完結): 9才 ←夜雨で多く見られる姿はこの時点
第三部(??):14才 ←VTuberとしての姿はこの時点
上記をふまえて『夜雨』を読み解いてみる
例えば、 2:11「約束なんて言葉で」からの一節は幼い声色へ変えて歌い分けられており、第二部:9歳の六原小森としての言の葉であることが分かります。
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特に印象的な赤く輝く瞳。第二部終盤で何度も描写される象徴です。
その他、歌詞と映像に登場する「夜」「雨」「鳥」といったキーワードも同じく小説内で頻出しており、物語のイメージを強固にする単語となっています。
夜雨という楽曲⇔小説第二部との相関、そこに存在する膨大なバックボーンを知ることは、すなわち六原小森という存在の解像度を高めることに繋がっています。
VTuberとしての配信だけではなく、楽曲や小説といった他コンテンツからも解像度を高めていくことができるのが、六原小森さんというVTuberの魅力のひとつです。
補足:その他の関連楽曲紹介+ProjectNO.6の掘り下げ
他の歌ってみた動画も、基本的に「ProjectNo.6のイメージソング」という位置付けとなっています。
特に直近の「SevenDoors」は、夜雨と同様に幼少期の小森さんが多く登場し、第二部についてのイメージを固めるのに適しています。
未登場キャラのイラストもあり、第三部への期待が否が応でも高まる!
ProjectNO.6自体の掘り下げについては、下の記事にまとめています。あわせてご参考に。
知れば知るほど解像度が高まる。同時に謎も深まるVTuber。まだまだ底が見えない存在と感じています。