あ、当たっている

綺麗な青空が好きだろう？
涼やかで清らかな風に吹かれるのが好きなんだろう？
情感たっぷりの文章の本を読むのが好きだろう？
美味しいものをゆっくりおいしくいただくのが好なんだろう？

と私があなたに言うと、
「あ、当たっている」とあなたはいう。

私のことをいつも想ってくれているよね。
私にいつも会いたくてしかたがないでしょ。
私と一緒に食べる食事がとってもおいしいだろう？
私と別れた後すぐに会いたくなっているでしょう？

と私があなた言うと、
「あ、当たっている」とあなたはいう。

私はあなたのいろんなことを当てるのが得意だ。

今日はどんな気持ちなのか、
今何を欲しがっているのか、
私に何をしてほしいのか。

あなたとってもエッチだ。
私に会ったらもうすぐに目は潤い股間は湿り、
私に早く抱かれたくなっている。

キスをして舌と舌を絡めるときも、
あなたの体を愛撫するときも、
あなたがどこをどうされたいのか、
私はいつも当てている。

そして、
あなたが私のものを口に含んだ時は、
あんまり深く飲み込むから、
ほら、
あなたの喉元に当たっている。
苦しそうにたくさんよだれをたらしている。

あなたが私の上にまたがって私のものを中に入れたとき、
まっすく一番奥まで突き刺さるから、
ほら、
あなたの子宮の入り口に当たっている。
苦しそうにたくさん愛液をこぼしてくる。

「あ、当たっている！」
とその時あなたは、
私があなたについて当てるもの全てを、
そんな感動の言葉で叫んでくれる。