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見つめ合う会話

話し合うときは相手の目を見る。

目を見ることでお互いに信頼が生まれ、
会話の中身が相手に伝わってくるから。

仕事の商談において、
自分の目を見ない相手が、
いかに熱弁を振るっても、
その言葉の中身は薄くなって聴こえてしまう。

ましてや男と女の間において、
相手の目を見ずに口説かれても、
何も相手に伝わらないのは当然。

たとえばカウンターに隣り合わせで座っても、
時々は目を合わせて、
肩と肩をすりあわせるから、
二人の距離はどんどん縮まっていく。

テーブル越しに向かい合わせに座ったなら、
できるだけずっと目を見ていたい。
この気持ちを伝えるために。

そして二人で交わっている時も、
座位になれば、
向かい合わせだから、
しっかり見つめ合って、情事の急速もかねて、
普通の会話をするもの楽しいだろう。

私のものがあなたの中に
根元まで埋まっているのに、
今日の食事のこととか、見た映画のこととか、
当たり前の会話を挟んでみたい。

下半身がひとつになったまま、
見つめ合い、普通の会話をする。
あなたはきっと息を少々弾ませながら、
私の会話に応じてくれるだろう。

だけど会話の途中で、
私がちょっと腰を突き上げたら、
言葉の語尾が、小さな悲鳴に変わるだろう。

そんな経験をしたら、
また普通にテーブル越しに会話を交わしている時も
あなたは裸で座位になっている時の記憶が蘇り、
閉じた股間の奥を秘かに濡らすに違いない。

見つめ合いながら話して、
見つめ合いながら離さない。

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