健全な朝/yonige
水槽が反射して壁や床がゆらゆらと光るのを見て好きだなと思った。
ギターソロは満足に弾けない。
電車で隣に座ったおばさんに自慢話を聞かされたけれど悪くない。
自分がいつ、どうやって死ぬのか知ることができたとしてそれよりも早く死ぬことはできるのか考える。
私は私の意思で生きたいと思うけれど、もしも運命的なものがあるとしたらどうやってそれに抗おうか。
生きていればできることはもちろんたくさんあるけれど、死んだらできるようになることもあるのかもしれない。
答え合わせみたいに私のことを好きだった人、嫌いだった人を知れたら楽しい。
死ぬことが怖いとここ数日思っていたけれど、死なれることが怖いのかもしれない。
素足で履いたサンダルは少し気持ち悪い。
私はみんなのことがとても好き。